SaaSプラットフォームとは?5つの意味の違いと自社に合う選び方

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  • SaaSプラットフォームの意味は5つ
  • SaaSは完成品、PaaSは作る土台
  • 選ぶ前に連携先とデータの出口を確認

SaaSプラットフォームとは、SaaS(完成したソフトウェアをインターネット経由で使う提供形態)を土台に、業務アプリの作成や他サービスとの連携まで広げられるサービスや基盤の呼び方です。公的な定義はなく、「SaaSを動かす土台(PaaS・IaaS)」「業務アプリを作って使えるSaaS」「SaaS同士をつなぐ連携基盤」など、文脈によって意味が変わります。この記事では、SaaSを導入する側の経営や情報システムの立場に向けて、SaaSとプラットフォームの違い、5つの意味の見分け方、kintone・Salesforce Platform・Microsoft Power Platformの公式サイトで確認できる特徴、選ぶときの確認点、導入後の承認と連絡の整え方を、公的機関と公式サイトの情報で整理します。

SaaSを増やしていくとき、自社でいま一番手間がかかっているのはどこですか?

Q1. SaaSが増えたあとの運用で、気になっているのは?

目次

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  1. SaaSプラットフォームとは?SaaSとプラットフォーム(PaaS)の違い
  2. SaaSプラットフォームの5つの意味|自社が探しているのはどれか
  3. プラットフォーム型SaaSの例|公式サイトで確認できる特徴
  4. プラットフォーム型SaaSのメリットと注意点
  5. SaaSプラットフォームを選ぶ5つのポイント|IPAのチェックシートを土台に確認
  6. SaaSプラットフォーム導入の進め方|選定から運用まで
  7. よくある質問(FAQ)
  8. まとめ|SaaSプラットフォームを選ぶときに押さえる5つのこと
  9. 参考文献

SaaSプラットフォームとは?SaaSとプラットフォーム(PaaS)の違い

SaaSプラットフォームとは、SaaSを土台に業務アプリの作成や他サービスとの連携まで行えるサービスの呼び方です。SaaSは完成品、プラットフォームは作る土台という違いがあります。

AWSの公式解説は、クラウドの提供形態をIaaS(サーバーやストレージなどのインフラ)、PaaS(アプリを作って動かすための基盤とツール)、SaaS(完成したアプリケーション)の3つに分けています。「SaaSとプラットフォームの違い」は、この分け方で見ると、完成したソフトウェアをそのまま使うのがSaaS、ソフトウェアを作って動かす土台がPaaSです。三者の違いはIaaS・PaaS・SaaS・DaaSの違いを図解|住宅の例えと責任分担で整理で詳しく整理しています。

SaaSプラットフォームを選んで使うサービスや連携先が増えると、導入の申請と承認、使い方の周知、他サービスからの通知といった周辺の業務も増えます。この周辺の業務を整える選択肢として、ワークフローシステムとビジネスチャットがあります。SaaS選びの本体ではありませんが、2つのサービスの役割の違いを先に表で確認します。選び方は、おすすめのワークフローシステム9選|選ぶポイントを詳しく解説とおすすめのチャットシステム7選|選び方や導入時の注意点を解説で整理しています。

SaaSを増やしたあとの承認と連絡を整える2つのサービスの役割

自社の状況を選ぶと、合うサービスが強調されます。優劣ではなく役割の違いで並べています

自社の状況:

この状況に合う一例:コラボフローExcelの帳票をWebフォームに変換でき、外部データベースの参照やkintone連携の機能があると商品ページで紹介されています。

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この状況に合う一例:Chatwork他のサービスとのAPI連携で通知を受け取れ、タスクやファイルの管理機能もあると商品ページで紹介されています。

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サービス コラボフロー Chatwork
向いている会社 申請・承認の流れを、自社の様式に合わせて仕組みにしたい会社 社内外の連絡や通知を1か所に集めたい、初めて導入する中小企業
特徴 Excelの帳票をWebフォームに変換でき、承認経路を直感的な操作で設計できる。外部データベースの参照やkintone連携の機能がある 無料で始められるフリープランがあり、他サービスとのAPI連携や、タスク・ファイル管理、通話の機能がある
注意したい点 クラウド版は1ユーザーにつき5GBの容量制限がある より高いセキュリティとサポートの手厚さを求める場合は、エンタープライズの契約が必要
資料・詳細

2サービスの資料をまとめて請求(入力は1回・無料)

まとめて資料をダウンロード

表は横にスクロールできます。内容は2026年10月23日時点の商品ページによります。料金はプランによって異なるため、資料や公式サイトで確認してください。

SaaSの上で作った業務アプリや、他のサービスのデータを使う申請を、承認の流れに載せる場合の一例が、株式会社コラボスタイルのコラボフローです。商品ページでは、Excelで作成した帳票や申請書をそのままWebフォームに変換できること、外部のデータベースと接続して申請時や承認時にデータを参照できること、kintoneアプリのデータと連携して自動転記や承認結果の自動登録ができることが紹介されています。一方で、クラウド版には1ユーザーにつき5GBの容量制限があります。料金はプランによって異なるため、資料や公式サイトで確認してください。

株式会社コラボスタイル

コラボフロー

コラボフロー

株式会社コラボスタイル

コラボフロー

簡単な操作とワークフロー向けで初心者におすすめ

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  • 誰でも思い通りのワークフローを簡単作成
  • シンプルかつ直感的な操作で承認経路を設計
  • 運用中にフォームレイアウトの追加・修正が可能
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気になる…

  • コラボフローのクラウド版には、1ユーザーにつき5GBの容量制限がある

コラボフローの導入事例では、南海電気鉄道株式会社が、印鑑レス化・ペーパーレス化を目標にワークフローシステムを選定し、Excelで作成した資料を取り込めることなどからコラボフローを採用した経緯を紹介しています。事例ページで、担当者は他のサービスとの連携について次のように述べています。

システム連携に関しては、kintoneとの連携を使用しており、主にマスター管理で使用しているほか、一部の申請についてはkintoneにデータを取り込んで、後続の処理や分析作業を行っています。

出典:コラボフロー 導入事例 南海電気鉄道株式会社

各サービスからの通知や、導入したSaaSの使い方の周知、質問の受付を1か所に集める場合の一例が、株式会社kubellが提供するChatworkです。商品ページでは、無料で始められるフリープランがあること、他のサービスとAPI連携して、メールの受信や経費申請の通知をChatworkで受け取れること、チャットに加えてタスク管理やファイル管理、通話の機能があることが紹介されています。一方で、より高いセキュリティとサポートの手厚さを求める場合は、エンタープライズの契約が必要とされています。料金はプランによって異なるため、資料や公式サイトで確認してください。

Chatwork株式会社

Chatwork

Chatwork

Chatwork株式会社

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タスク管理やビデオ通話も◎初めて導入する中小企業におすすめ

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  • まずは無料で始められる「フリープラン」の提供
  • チャットだけでなく通話機能やタスク・ファイル管理などの機能が充実
  • 年齢性別問わず社内外でも使いやすいシンプルさが魅力
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  • より高いセキュリティとサポートの手厚さを求める方はエンタープライズの契約が必要

Chatworkの導入事例では、全国54の支部を持つ一般社団法人 全国介護事業者連盟が、電話やメール、LINEなどに分かれていた連絡ツールをChatworkに一本化した経緯を紹介しています(取材は2023年8月)。事例ページで、支部の事務局長が導入の効果を次のように述べています。

全員が共通のツールを使うようになったことがメリットだと感じています。

出典:Chatwork 導入事例 一般社団法人 全国介護事業者連盟

ただし、SaaSプラットフォームの選び方そのものが先です。ここからは、5つの意味の見分け方から順に整理します。

SaaSプラットフォームの5つの意味|自社が探しているのはどれか

SaaSプラットフォームの意味は、SaaSを動かす基盤、業務アプリを作れるSaaS、SaaS同士の連携基盤、ID管理の基盤、導入済みSaaSの管理基盤の5つに整理できます。

2026年10月23日に「saas プラットフォーム」で検索した結果の上位には、SaaSを作る事業者向けのクラウド基盤の解説、SaaS同士をつなぐ連携基盤の解説、導入済みSaaSを管理するツールの紹介、ID管理の基盤の解説が混在していました。同じ言葉でも探している対象が違うため、先に5つの意味を整理します。

次の表は、検索結果で見られた使われ方を整理した一般的な目安です。公的な分類ではなく、どれが正しいかを決めるものでもありません。自社が探している対象に近い行から読み進めてください。

意味指すもの例こんな目的の人が探している
1. SaaSを動かす基盤SaaSを開発・提供する事業者が、アプリを動かすために使うクラウドの基盤(PaaS・IaaS)AWS、Google CloudSaaS事業を始めたい、自社のサービスを作る側
2. 業務アプリを作れるSaaS完成した機能を使うだけでなく、自社の業務に合わせてアプリや自動化を作れるSaaS(プラットフォーム型SaaS)kintone、Salesforce Platform、Microsoft Power Platform業務を自社に合わせて仕組みにしたい、使う側
3. SaaS同士をつなぐ連携基盤複数のSaaSやシステムのデータを、APIなどでつなぐクラウド型の基盤(iPaaSと呼ばれる)各社のiPaaSSaaSが増えて、データの二重入力をなくしたい
4. ID・アカウントを束ねる基盤1回のログインで複数のSaaSを使える仕組み(SSO)や、ID管理をクラウドで提供するサービス(IDaaS)各社のIDaaSログインやアカウント管理をまとめたい
5. 導入済みSaaSを管理する基盤社内で使っているSaaSの利用状況、アカウント、契約をまとめて把握するツールSaaS管理ツール、SaaS管理プラットフォーム契約や利用者の棚卸しを楽にしたい

本記事は、導入する側が選んで使う意味2を中心に、意味1・3・4・5との違いを整理します。意味3と4の詳しい仕組みはSaaS連携とは?API・iPaaS・Webhook・SSOの違いと始め方で、意味1のAWSとの関係はSaaSとAWSの違いとは?IaaS・PaaSとの関係と、自社に必要な方の判断フローで整理しています。

探している意味を見分ける3つの質問

  1. 作る側か使う側か:SaaSを開発して提供したいなら意味1、導入して使うなら意味2以降です。
  2. 業務を自社に合わせて作りたいか:申請や台帳などを自社の様式で作りたいなら意味2です。
  3. 困っているのは、つなぐことか、管理することか:データの二重入力なら意味3、ログインの手間なら意味4、契約や利用者の棚卸しなら意味5です。

意味1と意味2の違いは、責任の範囲にも表れます。AWSの公式解説では、SaaSは保守も含めて事業者が担う一方で、個別の環境を細かく制御することは限られると説明されています。反対に、PaaSやIaaSは制御の自由度が高い分、利用者の運用負担が大きくなります。どちらが優れているかではなく、自社に必要な自由度と、運用に割ける人手で決めます。

プラットフォーム型SaaSの例|公式サイトで確認できる特徴

業務アプリを作れるSaaSの例には、サイボウズのkintone、Salesforce Platform、MicrosoftのPower Platformがあります。次の表は、2026年10月23日に確認した公式サイトの紹介です。

サービス提供会社公式サイトでの紹介連携についての紹介
kintoneサイボウズ業務改善のプラットフォームで、AIとノーコードを使い、プログラミング知識がなくても現場の業務に合った業務アプリを作成できる400種類以上のプラグイン・連携サービスと組み合わせられる
Salesforce PlatformSalesforce(日本のサイト)データ、AI、自動化を支える基盤で、営業、サービス、マーケティングなどのアプリを単一のプラットフォームで利用できるMuleSoftでシステムやAPIを統合できる
Microsoft Power PlatformMicrosoftアプリ、エージェント、自動化、データ分析を構築するための統合プラットフォームで、Power Apps、Power Automate、Power BIなどで構成される1,500種以上のコネクタで既存のサービスやシステムと連携できる

上の表は、公式サイトの説明にもとづく例で、順位や優劣を示すものではありません。連携先の数は、公式サイトの表記が更新されると変わるため、導入前に最新の情報を確認してください。法人向けのプランや機能の範囲、日本語の対応範囲も各社の公式サイトで確認します。

こうしたプラットフォーム型SaaSで業務アプリを作ると、申請や承認の部分を別のサービスに任せる場面が出てきます。たとえばコラボフローは、商品ページで、kintoneアプリのデータと連携して、データの自動転記や承認結果の自動登録ができると紹介されています。アプリで管理するデータと、申請と承認の流れを分けて考えると、役割を整理しやすくなります。

コラボフロー

他のサービスのデータを使う申請と承認を、仕組みにしたい会社に

コラボフローの資料を無料でダウンロードできます

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プラットフォーム型SaaSのメリットと注意点

プラットフォーム型SaaSのメリットは、自社の業務に合わせて作れて保守を事業者に任せられる点で、注意点は、事業者の環境に左右される点と、作った後の管理が自社に残る点です。

総務省の令和7年通信利用動向調査(2026年5月公表。常用雇用者100人以上の企業が対象)では、クラウドサービスを一部でも利用している企業は8割を上回り、全社的に利用している企業の割合は60.0%でした。クラウドの利用が広がるなかで、SaaSをどこまで自社に合わせて作るかは、導入側が決める論点になっています。

メリット

  • 業務に合わせて作れる:標準の機能に業務を合わせるのではなく、申請や台帳などを自社の様式に近づけられる場合があります。
  • 保守を事業者に任せられる:SaaSでは、サーバーやOSなどの保守を事業者が担います。自社でインフラを運用する負担を減らせます。
  • 他のサービスとつなげやすい:公式サイトでは、プラグインやコネクタによる連携が紹介されています。連携の範囲は、サービスと契約プランによって異なります。
  • 業務の変更に合わせて直せる:運用しながら項目や流れを見直せる場合があります。ただし、誰が直せるかは自社で決める必要があります。

注意したい点

  • 事業者の環境に左右される:できる範囲は事業者が用意した機能の中です。必要な機能がないと、思ったように改善できない場合があります。デモやトライアルで確かめます。
  • 追加の費用が生じる場合がある:必要な機能をオプションで足すと費用が増える場合があります。見積もりでは、基本の範囲と追加の条件を分けて確認します。
  • 作った後の管理が自社に残る:誰がアプリを作れるか、誰が見られるかといった権限の設計は、自社の役割です。管理担当者を決めておかないと、作った人が異動した後に誰も直せなくなる場合があります。
  • 終了時のデータの扱い:利用をやめるときに、データをどの形式で取り出せるかを契約前に確認します。

ノーコードやローコードで作る場合の考え方はノーコード開発・ローコード開発とは?違いやメリット・デメリットを解説で整理しています。

2つのサービスの役割を比較表で見る

SaaSプラットフォームを選ぶ5つのポイント|IPAのチェックシートを土台に確認

SaaSプラットフォームを選ぶポイントは、作れる範囲と連携先、事業者の信頼性、品質とサポート、データの扱い、契約条件の5つです。

IPA(情報処理推進機構)の「中小企業のためのクラウドサービス安全利用の手引き」(中小企業の情報セキュリティ対策ガイドライン第4.0版の付録7)には、選択するとき、運用するとき、セキュリティ管理のときの3段階、合計15項目のチェックシートがあります。事業者に委ねる部分は利用者が直接管理できないため、サービスの機能だけでなく、付随するセキュリティ対策も確認したうえで利用する必要がある、と書かれています。次の表は、その項目のうち、選ぶ側が事業者の情報から確認できるものを、プラットフォーム型SaaSの視点で5つに整理したものです。

ポイント確認することIPAチェックシートの項目確認できる場所
1. 作れる範囲と連携先自社の業務が標準の機能と設定で収まるか。つなぎたいサービスのコネクタやAPIがあるか(IPAの項目ではなく、導入側で追加する確認)公式サイトの機能一覧・連携一覧、デモやトライアル
2. 事業者の信頼性と情報開示事業者は信頼できるか。付帯するセキュリティ対策が具体的に公開されているかNo.5、No.11公式サイトの会社情報・セキュリティのページ、認証・開示制度の掲載
3. サービス品質とサポート稼働率や障害時の回復目標などの品質保証があるか。使い方がわからないときの支援(ヘルプデスクやFAQ)があるかNo.6、No.12サービス仕様書、SLAの記載、サポート窓口の対応時間と範囲
4. データの扱い利用を終了したときのデータの取扱い条件、データの保存先の国・地域を確認したかNo.13、No.15利用規約、サービス仕様書、プライバシーポリシー
5. 契約条件と料金体系個人情報保護などを想定し、一般的な契約条件の各項目を確認したか。追加の費用が生じる条件はどこかNo.14利用規約、契約書、見積書の条件欄

上の表の「導入実績」も確認できると、自社と近い規模や業種で使われているかの判断材料になります。公式サイトの導入事例で、自社と近い事例があるかを見ておきます。セキュリティ全般はSaaSセキュリティとは|利用者の責任範囲とリスク・対策の基本で詳しく整理しています。

選んだ後も自社に残る役割

IPAの手引きは、クラウドのセキュリティは事業者と利用者がそれぞれの役割と責任を分担して維持・向上するものと説明しています。どの業務で使い、どの情報を扱うかを決める、管理担当者を決める、適切な利用者だけが使えるようにする、パスワードなどの認証を適切に管理する、重要な情報は手元にも確保しておく、といった項目は、プラットフォーム型SaaSでも利用者の役割として残ります。

2つのサービスの役割を比較表で見る

SaaSプラットフォーム導入の進め方|選定から運用まで

SaaSプラットフォームの導入は、目的と対象業務を決める、候補を絞る、5つのポイントで公式情報を確認する、トライアルで確かめる、社内の承認を得る、運用ルールを決めて展開する、の順に進めます。

導入の6ステップ

  1. 目的と対象業務を決める:作りたいアプリ、つなぎたいサービス、扱う情報の重要度を書き出します。
  2. 候補を絞る:5つの意味のうち、どれを探しているかを確認してから、同じ意味の候補に絞ります。
  3. 5つのポイントで公式情報を確認する:作れる範囲と連携先、信頼性、品質とサポート、データの扱い、契約条件を表にします。
  4. 資料請求とトライアルで確かめる:自社の業務を実際にアプリにしてみて、設定で足りるかを確認します。
  5. 稟議にかける:目的、対象業務、確認結果、運用体制、見積もりをそろえて承認を得ます。
  6. 運用ルールを決めて展開する:管理担当者、アプリを作れる人、見られる人、変更の手順を決めて周知します。

導入のあとに増える承認と連絡

SaaSが増えると、導入や変更の申請、利用者の追加の承認、使い方の周知、質問の受付が増えます。これらがメールや紙の回覧、複数のツールに分かれていると、誰がどこまで承認したか、どの質問に答えたかをさかのぼって確認しにくくなります。SaaSの数が増えるほど、申請の様式と承認の流れ、連絡の窓口を決めておく意味は大きくなります。次のチェックで、いまの運用を確認してください。

SaaSが増えたあとの運用、今のやり方で大丈夫?セルフチェック

当てはまるものを選んでください(登録不要)

連絡の窓口を決めて、記録を残す

導入するSaaSの周知、質問の受付、管理担当者への連絡、契約の更新時期の共有は、窓口を1か所に決めておくと運用が安定します。連絡が個別のメールや複数のツールに分かれていると、あとから経緯を確認しにくくなります。SaaS同士のデータの連携を進める場合は、SaaS連携とは?API・iPaaS・Webhook・SSOの違いと始め方も参考にしてください。

Chatwork

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よくある質問(FAQ)

Q1. SaaSとプラットフォームの違いは何ですか?

A. SaaSは完成したアプリケーションをインターネット経由で使う提供形態で、プラットフォーム(PaaS)はアプリを作って動かすための基盤とツールです。AWSの公式解説では、クラウドの提供形態をIaaS・PaaS・SaaSの3つに分けています。SaaSは保守も含めて事業者が担う一方、個別の環境を細かく制御することは限られます。「SaaSプラットフォーム」という言葉は、業務アプリを作れるSaaSや連携基盤など、文脈で意味が変わります。

Q2. 日本の三大SaaS企業、5大SaaS企業はどこですか?

A. 「三大」「5大」に公的な定義はなく、売上高で見るか、領域ごとの代表例で見るかで答えが変わります。決算期や連結・個別が異なる数字を並べると順位が入れ替わるため、順位は参考程度に見て、最新の数字は各社の決算資料で確認してください。売上高の見方はSaaSランキングの見方|国内8社の最新売上高と、記事ごとに順位が違う理由で整理しています。

Q3. SaaSで有名なサービスは何ですか?

A. 代表例として、Microsoft 365、Google Workspace、Salesforceなどがあります。業務アプリを作れるSaaSでは、kintone、Salesforce Platform、Microsoft Power Platformがあります。分野別の代表例はSaaSの代表例|分野別の一覧とPaaS・IaaSの実例を解説で整理しています。法人向けのプランや機能は、各社の公式サイトで確認してください。

Q4. SaaSプラットフォームとPaaSは同じですか?

A. 同じとは限りません。PaaSは、アプリを作って動かすための基盤で、主に開発する側が使います。一方、業務アプリを作れるSaaSは、事業者が運用する完成したサービスの上で、利用者が自社の業務に合わせてアプリを作ります。どちらを指すかは、文脈と、作る側か使う側かで見分けます。

Q5. SaaSプラットフォームを選ぶとき、最初に確認することは何ですか?

A. 自社が探している意味と、対象業務です。そのうえで、作れる範囲と連携先、事業者の信頼性、品質とサポート、データの扱い、契約条件の5つのポイントを公式情報で確認し、デモやトライアルで自社の業務を試します。IPAのクラウドサービス安全利用チェックシートの項目も参考になります。

Q6. SaaSを増やしたあとの申請や連絡は、どう整えればよいですか?

A. 申請の様式と承認の経路、連絡の窓口を先に決めます。そのうえで、手作業の回覧や転記が多い場合は、ワークフローシステムで申請と承認を仕組みにし、ビジネスチャットで周知や質問を1か所に集める方法があります。まずは本文のセルフチェックで、いまの運用を確認してください。

まとめ|SaaSプラットフォームを選ぶときに押さえる5つのこと

SaaSプラットフォームとは、SaaSを土台に業務アプリの作成や他サービスとの連携まで行えるサービスの呼び方で、公的な定義はありません。次の5つから、取り組みやすいものを選んで確認してください。

  1. 探している意味を決める:SaaSを動かす基盤、業務アプリを作れるSaaS、連携基盤、ID管理、SaaS管理のどれかを確認する
  2. SaaSとPaaSの違いを押さえる:完成品を使うか、作る土台を使うかで、運用の負担が変わる
  3. 作れる範囲と連携先を確かめる:公式サイトの連携の紹介を確認し、デモやトライアルで自社の業務を試す
  4. 5つのポイントで公式情報を確認する:信頼性、品質とサポート、データの扱い、契約条件を表にする
  5. 承認と連絡の仕組みを整える:SaaSが増えたあとの申請・周知を、ワークフローシステムやビジネスチャットの資料で検討する

なお、本記事は一般的な情報提供を目的としたもので、法的助言ではありません。個別の契約条件や個人情報の取扱いは、各社の公式情報や、弁護士・専門家にご確認ください。

参考文献

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