BPOソリューションとは?業務の種類・選び方・契約の注意点を解説

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  • BPOは業務の進め方ごと任せる提供形態
  • 種類は6領域で整理し向く業務を見分ける
  • 個人データの監督責任は委託後も自社に残る

BPOソリューションとは、経理・人事・顧客対応などの業務プロセスを、業務の設計と運営、必要に応じてITシステムまで組み合わせて、外部の専門事業者が継続して担う提供形態です。BPOはBusiness Process Outsourcingの略で、作業を1件ずつ頼む外注より範囲が広く、業務の進め方ごと委託します。本記事では、BPOソリューションの種類、提供形態の違い、向く業務の見分け方、メリットとデメリット、委託しても自社に残る個人データの監督責任と偽装請負の注意点、費用と提案の比べ方を整理します。内容は2026年10月23日時点の公的機関の公開情報と、各サービスの商品ページ、事業者の公開ページにもとづきます。

BPOソリューションの記事を読む前に、任せたい業務を診断

Q1. 外部に任せることを考えているのは、どちらに近いですか?

目次

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  1. BPOソリューションとは|外注・ツール導入・人材派遣との違い
  2. BPOソリューションの種類|業務領域別の6分類
  3. 提供形態の違い|オンサイト・オフサイト・オフショア・システム一体型
  4. BPOに向く業務・向かない業務|5つの観点で見分ける
  5. BPOソリューションのメリットとデメリット|効果が出る条件つきで整理
  6. 委託しても自社に残る責任|個人データの監督と契約に入れる項目
  7. 当サイトに掲載の3サービスの役割|顧客対応・法務労務・契約審査
  8. 費用の考え方と提案の比べ方|金額ではなく範囲で比べる
  9. 委託先・提案の選び方|契約前に確認したい7つの観点
  10. 導入の進め方|1つの業務から小さく始めて見直す
  11. よくある質問(FAQ)
  12. まとめ|BPOソリューションを検討するときに押さえたい6つのこと
  13. 参考文献

BPOソリューションとは|外注・ツール導入・人材派遣との違い

BPOソリューションとは、業務の設計と運営を、必要に応じてITシステムも組み合わせて、外部の専門事業者が継続して担う業務委託の提供形態です。

「ソリューション」という語が示す範囲は事業者によって異なり、業務の運営だけを指す場合と、システムの提供まで含む場合があります。たとえばNTTデータの公開ページでは、BPOソリューションを、業務の一部を請け負うアウトソーシングサービスで、IT活用による業務の見える化と効率化を組み合わせるものと説明しています。事業者のサービス名ではなく、どの工程までを誰が担うかで中身を見分けます。

形態委託の単位自社が担うこと
外注(作業の委託)1件ごとの作業(入力100件、書類1通など)指示、優先順位、品質の確認
BPOソリューション業務プロセスの継続運営(設計、実行、報告、改善)事業の目標、承認、委託する範囲の決定
ツール導入(SaaSなど)業務を行うためのシステム自社の担当者による操作と運用
人材派遣必要な役割の人手業務の設計、日々の指示と管理

この区分は事業者や契約によって異なります。「BPO」と名乗っていても実態が人手の提供にとどまる場合があるため、契約の形(請負か準委任か)と偽装請負を避ける考え方は、BPOと業務委託の違いとは?請負・準委任の契約類型と偽装請負の判断基準で整理しています。委託できる領域の一覧はBPO領域とは?委託できる業務一覧と、最初に任せる業務の選び方も参考になります。

BPOソリューションの種類|業務領域別の6分類

BPOソリューションは、顧客対応、経理、人事・労務、総務・事務、法務・契約、ITヘルプデスクの6つの領域に分けると、全体像をつかめます。

領域任せやすい業務社内に残したい判断
顧客対応電話・メールの受付、問い合わせの一次対応、予約や申込の受付、キャンペーンの事務局例外対応の方針、クレームの最終判断
経理・財務伝票や請求書の入力、請求・支払の処理、記帳勘定科目の方針、決算の承認
人事・労務給与計算、社会保険や年末調整の手続き、採用の事務評価と処遇の決定、採用の合否
総務・事務データ入力、書類の確認や審査、印刷と発送、スキャンによる電子化業務ルールの決定、個人情報の取扱方針
法務・契約契約書の確認、社内規程の整備の支援、法律や労務の相談契約を結ぶかの判断、リスクをどこまで許容するか
ITヘルプデスク社内からの問い合わせ受付、アカウントや端末の対応情報セキュリティの方針

この6領域は、事業者の公開ページに並ぶメニューを整理したものです。NTTデータは適用業務を顧客接点系(コールセンター、申込受付、請求、回収など)とバックオフィス系(財務、経理、人事、購買、営業事務、総務など)に分けています。キヤノンマーケティングジャパンは、業務処理や受注業務のBPO、ITヘルプデスク、人事労務や年末調整のアウトソーシング、スキャン電子化などを並べています。どの領域から任せるかは、手順が文書にでき、量が継続して発生する業務から選ぶのが基本です(次の節で見分け方を整理します)。

6領域のうち、顧客対応は、電話の受付のように手順と応対の基準を決めやすく、BPOとして任せる業務の代表例です。電話の窓口を外部に任せる場合の一例が、電話代行・コールセンター代行サービスです。商品ページでは、業種や経営方針などの要望に合わせたオーダーメイド型の電話対応であること、30年以上の実績とコールセンターでの一元管理体制による応対品質、夜間休日電話代行やコールセンター代行などのすべてのサービスが24時間365日対応であることが紹介されています。一方で、コールセンター業務はおおよそ10日前後の準備期間が必要とされています。料金はプランによって異なるため、資料や公式サイトで確認してください(商品ページは2026年10月23日に確認)。

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  • 「コールセンター業務」はおおよそ10日前後の準備期間が必要

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電話代行サービス株式会社の公式サイトには、コールセンター代行の導入事例も掲載されています。中古車買い取り事業者の事例では、新規問い合わせと査定依頼の受付を委託し、自社のスタッフが査定とお客様へのフォローに集中できたと紹介されています。

繁忙期などはセンター内が混沌としていました

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提供形態の違い|オンサイト・オフサイト・オフショア・システム一体型

BPOの提供形態は、委託先の人が自社に常駐するか、委託先の拠点で遠隔運営するか、海外や地方の拠点を使うか、システムを一体で使うかで分かれます。

提供形態内容契約前に確認したい点
オンサイト委託先の担当者が、発注元の事務所に常駐して業務を行う席や機器の準備、指示の出し方(次の見出しの請負と派遣の区分)
オフサイト委託先の拠点で、遠隔で業務を行う進捗の把握の方法、書類やデータの受け渡し手段
オフショア・ニアショア海外や国内の地方の拠点で業務を行う。事業者はコスト面の利点として紹介している拠点の所在地、個人データの扱い、言語と品質の確認の方法
システム一体型業務の運営と、業務に使うシステムの提供を組み合わせる契約終了後のデータとシステムの扱い、他社への移行のしやすさ

オンサイトとオフサイトの区分は、パソナ日本総務部の解説でも、常駐は進捗を確認しやすく情報セキュリティを確保しやすい一方で、スペースや機器の準備が必要になり、遠隔は発注側のスペースが不要でコストを抑えやすい一方で、進捗の把握が難しくなる、と整理されています。オフショアやニアショアの利点は、NTTデータの公開ページで、コスト削減の手段として紹介されています。自社の業務で重視するのが、確認のしやすさか、コストか、セキュリティかを先に決めてから形態を選びます。

オンサイトで注意したい点|請負と労働者派遣の区分

本節は一般的な情報の整理であり、法的助言ではありません。個別の契約で判断が必要な場合は、弁護士などの専門家に相談してください。

委託先の担当者が自社に常駐する場合、契約が請負や準委任の名目でも、運用によっては労働者派遣と判断される場合があります。厚生労働省の「労働者派遣事業と請負により行われる事業との区分に関する基準」(昭和61年労働省告示第37号)の第2条は、請負の形式の契約であっても、事業主が次の2点を満たさない場合は、労働者派遣事業を行う事業主とすると定めています。

  1. 自己の雇用する労働者の労働力を自ら直接利用すること(業務の遂行方法、労働時間、服務規律などの指示と管理を自ら行うこと)
  2. 請け負った業務を、契約の相手方から独立して処理すること(資金の調達と支弁、事業主としての責任、自己の設備や材料、または企画や専門的な技術や経験にもとづく処理など)

同基準の第3条は、法の規定に違反することを免れるために故意に偽装されたものは、労働者派遣事業を行う事業主であることを免れないとしています。常駐型のBPOでは、発注者の担当者が委託先の作業者に直接指示する運用を避け、指示は委託先の責任者を通す形にする、勤務時間や配置は委託先が管理する、といった役割の線引きを契約と運用で決めておく必要があります。

BPOに向く業務・向かない業務|5つの観点で見分ける

BPOに向くのは、手順を文書にでき、一定の量が継続して発生し、判断の基準を事前に決めておける業務です。方針が頻繁に変わる業務は向きにくくなります。

観点向く状態向きにくい状態
手順の明確さ手順書にでき、担当者が変わっても同じ結果になる担当者の経験や勘に頼っていて、言葉にできない
量と波継続して発生し、繁忙期と閑散期の差が大きい発生が年に数回で、立ち上げの手間に見合わない
判断の基準例外の扱いと、社内にエスカレーションする条件を決められる案件ごとに経営判断が要る
情報の機密度渡す情報の範囲と取扱いのルールを決められる社外に出せない情報が業務の中心にある
見直しの頻度業務の進め方が一定期間変わらない事業の方針や手順が頻繁に変わる

5つの観点のうち、向きにくい状態が多い場合は、先に業務を整理するほうが効果的です。手順が人の頭の中にしかない状態でBPOに出すと、委託先への引き継ぎの段階で時間がかかります。次のセルフチェックで、いまの業務に当てはまる項目を選んでみてください。当てはまりが少なければ、今のやり方を続けても足りる場合があります。

自社の業務、外に出す前の準備はできている?セルフチェック

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BPOソリューションのメリットとデメリット|効果が出る条件つきで整理

メリットは、繁閑への対応、業務の標準化、専門性の活用、コア業務への集中です。デメリットは、準備と引き継ぎの手間、社内にノウハウが残りにくいこと、情報管理の負担です。

メリット|条件がそろったときに得られるもの

  • 繁閑の波に対応しやすい:繁忙期だけ人員を増やす採用は難しいため、委託先の体制を使う方法があります。ただし、繁忙期の最大稼働量を契約で確認しておく必要があります。
  • 業務が標準化される:委託にあたって手順を文書にするため、属人化が見えて整理されます。パソナ日本総務部の解説でも、業務の可視化で属人化の解消やムダの洗い出しにつながるとされています。
  • 専門知識を使える:法令や制度の変更に日常的に対応している事業者の知識を借りられます。
  • 固定費を変動費に近づけられる:採用や教育の費用を、必要な範囲の委託料に置き換えられる場合があります。契約の形によっては、最低期間や範囲外の追加費用があります。
  • コア業務に時間を使える:定型の実務を任せると、担当者は企画や判断に時間を使えます。

いずれも、何を任せ、何をもって成果とするかを先に決めていることが前提です。範囲が曖昧なまま始めると、メリットがそのままデメリットに変わります。

デメリットと事前の対策

デメリット起きる理由事前の対策
準備と引き継ぎに時間がかかる手順の整理、システムの設定、権限の付与が必要開始までの期間を見積もりに入れ、引き継ぎの担当と期限を決める
ノウハウが社内に残りにくい実務を外部が担うため、改善の理由や経緯が蓄積されない手順書と報告を自社の共有場所にも残す。終了時の返却範囲を契約で決める
頻繁な変更に対応しにくい契約した範囲と手順で運営するため変更の手続きと費用の扱いを契約に入れる。変動の多い業務は範囲から外す
情報管理の負担が増える個人データや機密を外部と共有する委託先の選定、契約、取扱状況の把握を行う(後述)
内製に戻しにくい担当者や手順が社内に残っていない契約終了時の引き継ぎと、手順書の提供を確認する
費用が想定より増える範囲外の作業や追加の対応が別料金になる場合がある見積もりで、料金に含まれる作業と別料金の作業を確認する(後述)

委託しても自社に残る責任|個人データの監督と契約に入れる項目

個人データの取扱いを委託しても、委託先への必要かつ適切な監督は、委託元の義務として残ります(個人情報保護法第25条)。契約と運用で、誰が何を守るかを決めておきます。

本節は一般的な情報の整理であり、法的助言ではありません。個別の取引で判断が必要な場合は、弁護士などの専門家に相談してください。

個人情報保護法第25条は、個人情報取扱事業者が個人データの取扱いの全部または一部を委託する場合、その取扱いを委託された個人データの安全管理が図られるよう、委託を受けた者に対する必要かつ適切な監督を行わなければならないと定めています。給与計算、顧客からの問い合わせ対応、申込書類の入力など、BPOで扱う業務の多くは個人データを含みます。個人情報保護委員会のガイドライン(通則編、令和8年6月一部改正)は、必要かつ適切な措置として、次の3つを挙げています。

  1. 適切な委託先の選定(委託先の安全管理措置が、委託元に求められるものと同等であることを、あらかじめ確認する)
  2. 委託契約の締結(委託先における取扱状況を、委託元が合理的に把握することを盛り込むことが望ましい)
  3. 委託先における個人データ取扱状況の把握(定期的な監査などで、契約で盛り込んだ内容の実施の程度を調べ、適切に評価することが望ましい)

同ガイドラインは、委託先が再委託する場合も、委託元が再委託の相手方や業務内容、取扱方法について事前報告を受けるか承認を行うことが望ましいとしています。また、必要かつ適切な監督を行っていない事例として、安全管理措置の内容を委託先に指示しなかった結果、委託先が漏えいした場合や、再委託の条件を指示せず取扱状況の確認も怠った結果、再委託先が漏えいした場合などを挙げています。BPOでは、委託先がさらに別の拠点や会社に作業を回すことが珍しくないため、再委託の条件は契約で決める必要があります。

契約に入れたい項目決めておくこと
委託する業務の範囲含まれる作業と、含まれない作業。例外の扱いと社内への引き継ぎ条件
品質の基準と報告処理の期限、エラーの扱い、報告の頻度と内容
個人データの安全管理渡すデータの範囲、安全管理の内容、取扱状況の報告と監査
再委託再委託の可否、相手方と業務内容の事前報告または承認
成果物とデータの帰属帰属、利用の範囲、終了時の返却と削除の手順
事故が起きたとき連絡の期限と窓口、原因の調査と報告、対応の費用の扱い
期間と解約契約期間、更新、途中解約の条件と引き継ぎ

この表は確認の観点の例で、個別の契約に必要な内容を網羅するものではありません。契約書の条文の確認が必要な場合は、後述の3サービスのように、専門家に確認を依頼する方法もあります。

当サイトに掲載の3サービスの役割|顧客対応・法務労務・契約審査

BPOソリューションのうち、顧客対応の窓口、法務・労務の継続的な相談、契約書の確認の3つについて、当サイトに掲載されているサービスの役割を比べます。

6領域のすべてを1つの事業者に任せる必要はありません。領域ごとに専門の事業者を選ぶ方法もあります。ここでは、商品ページに書かれている内容(2026年10月23日確認)だけで比べます。順位や優劣はつけていません。

電話の窓口・法務労務の相談・契約書の確認、3サービスの役割の違い

自社の状況を選ぶと、合うサービスが強調されます。優劣ではなく役割の違いで並べています

自社の状況:

この状況に合う一例:電話代行・コールセンター代行サービスオーダーメイド型の電話対応で、全サービスが24時間365日対応と商品ページで紹介されています。

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この状況に合う一例:クラウドリーガル弁護士や専門士業への法律・労務の相談と、規程の整備のサポートが商品ページで紹介されています。

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この状況に合う一例:契約審査サービス(弁護士法人ファースト&タンデムスプリント法律事務所)契約レビューを専用チャットで依頼できると商品ページで紹介されています。

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サービス 電話代行・コールセンター代行サービス クラウドリーガル 契約審査サービス(弁護士法人ファースト&タンデムスプリント法律事務所)
向いている会社 電話応対を、業種や方針に合わせた形で外部に任せたい会社 法務・労務の相談や書類の作成、見直しを継続して任せたい会社 契約書のレビューに絞って任せたい会社
特徴 オーダーメイド型の電話対応。夜間休日電話代行やコールセンター代行を含む全サービスが24時間365日対応と紹介されている 弁護士や専門士業への法律・労務の相談、契約書作成などの労務関連業務、社内規程の整備や見直しのサポート 契約レビューは専用チャットに送るだけ。担当者への継続的なトレーニング。法務人材不足に対応し、事業部への回答をスピードアップ
注意したい点 コールセンター業務は、おおよそ10日前後の準備期間が必要 申し込みには審査があり、年間契約の場合は途中解約ができない サービスの詳細は問い合わせで確認する
資料・詳細

表は横にスクロールできます。料金はプランによって異なるため、資料や公式サイトで確認してください。

電話の窓口は、前の節で紹介した電話代行・コールセンター代行サービスが一例です。法務・労務の確認や書類の整備を、外部の専門家に継続して任せる場合の一例が、クラウドリーガルです。商品ページでは、弁護士や専門士業へ法律や労務の相談ができること、契約書作成などの労務関連業務を任せられること、社内規程の整備や作成、見直しもサポートされることが紹介されています。一方で、申し込みには審査があり、年間契約の場合は途中解約ができない点は注意が必要です。料金はプランによって異なるため、資料や公式サイトで確認してください。

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クラウドリーガルの運営元の導入事例ページには、法務担当が専任2名だった株式会社スカラが、弁護士に任せる範囲の線引きができたことなどを紹介しています。

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契約書の確認だけを切り出して任せる場合の一例が、契約審査サービス(弁護士法人ファースト&タンデムスプリント法律事務所)です。商品ページでは、企業の法務人材不足に即対応し、事業部への回答をスピードアップできること、契約レビューの依頼は専用チャットに送るだけでよいこと、すべての担当者に継続的なトレーニングを実施し、品質面でも安心できることが紹介されています。一方で、サービスの詳細は問い合わせで確認する必要があります。料金はプランによって異なるため、資料や公式サイトで確認してください。

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なお、クラウドリーガルと契約審査サービスは法務・労務の領域のサービスで、顧客対応や経理などほかの領域のBPOを置き換えるものではありません。任せたい領域に対応する事業者を、領域ごとに選んでください。

費用の考え方と提案の比べ方|金額ではなく範囲で比べる

費用は、金額だけでなく、料金に含まれる作業の範囲と、別料金になる作業の決め方で比べます。同じ金額でも、含まれる工程が違えば、社内の負担が変わるためです。

本記事では、料金の金額は示しません。事業者や業務量、契約の形で大きく異なるためです。複数の事業者から提案を受けるときは、契約の形を押さえたうえで、同じ条件にそろえて見積もりを依頼します。

契約の形の違い

契約の形考え方確認したい点
月額固定決めた範囲の業務を毎月依頼する範囲外の作業の扱い、処理量の上限、最低契約期間
従量(件数・時間)処理した件数や稼働した時間に応じて支払う件数の数え方、繁忙期の単価、報告の粒度
成果連動決めた成果に応じて支払う成果の定義、計測の方法、データの所有者

見積もりと提案で比べる項目

確認する項目見るポイント
初期の設計と立ち上げ業務の整理、手順書づくり、システム設定が料金に含まれるか。開始までの期間
日々の運営対応する時間帯、処理量の上限、繁忙期の追加体制と追加費用
例外と問い合わせの対応想定外の案件を誰が判断するか。社内への引き継ぎの条件
報告と改善の提案報告書の項目と頻度、改善案が料金に含まれるか
システムの利用システム利用料は別か、含まれるか。契約終了後のデータの扱い
範囲外の作業追加依頼の金額の決め方と、承認の手続き
契約の終了時引き継ぎに必要な費用、手順書やデータの返却

各社の提案は、「料金に含まれる工程と処理量」「別料金になる作業と金額の決め方」「社内の担当作業と承認の期限」の3つに分けて並べると比べやすくなります。ここで挙げた項目は確認の観点の例で、標準的な業務量や費用を示すものではありません。

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委託先・提案の選び方|契約前に確認したい7つの観点

委託先は、実績の数よりも、自社に近い業務の経験、業務設計と立ち上げの支援、品質管理、繁忙期への対応、情報管理の体制、報告の仕組み、終了時の対応で選びます。

観点見るポイント確認の仕方
自社に近い業務の経験同じ領域、同じような処理量の業務を扱っているか公式サイトの事業内容と事例を見て、自社の課題に近いものを聞く
業務設計と立ち上げの支援手順の整理やマニュアルづくりを一緒に進めてくれるか開始までの工程と、自社の担当作業を見せてもらう
品質管理作業者と点検者を分けるなど、誤りを減らす仕組みがあるか誤りが出たときの連絡と、再発防止の手順を聞く
繁忙期の対応力最大の稼働量と、体制を増やす手順が決まっているか上限を書面で確認する
情報管理の体制個人データの取扱いと、再委託の有無と条件が明確か前節の3つの措置(選定、契約、取扱状況の把握)を質問に使う
報告の仕組み報告の頻度、窓口の一本化、見直しの場があるか報告書の見本と、定例の進め方を見せてもらう
終了時の対応手順書やデータを返してもらえるか返却されるものと、削除の手順を確認する

提案書の事例の数だけでは判断できません。自社の業務を1つ仮に渡して、「最初の2週間で何を確認し、何を決めるか」を聞くと、進め方の具体性が分かります。BPO事業者の種類や産業構造はBPO企業・業界とは|産業構造と大手総合型・特化型の違いを公的データで整理、大手事業者の事業内容はBPOとアクセンチュア・NTTデータ・トランスコスモス|大手5社の事業内容整理にまとめています。

導入の進め方|1つの業務から小さく始めて見直す

導入は、委託する業務を1つ決め、手順を整理し、委託先を選び、小さな範囲で始めて、報告と見直しを重ねながら範囲を広げる順で進めます。

  1. 業務を洗い出して、委託する業務を決める:業務を一覧にし、前の節の5つの観点で向き不向きを見ます。最初は、手順が明確で量が継続する業務を1つに絞ります。
  2. 委託する範囲と社内に残す判断を分ける:領域別の表のように、任せる作業と社内に残す判断を決め、例外の扱いと引き継ぎの条件も決めます。
  3. 委託先を選び、契約を結ぶ:複数の事業者に同じ条件で提案を依頼し、費用の範囲と契約に入れる項目をそろえて比べます。
  4. 引き継ぎと試行を行う:手順書、システムの設定、権限の付与を済ませ、小さな範囲から始めて、依頼から判断までの時間や手戻りを確認します。
  5. 報告と見直しを重ねる:定期的に処理量、誤り、例外を確認し、範囲を広げるか、手順を直すか、自社に戻すかを数か月ごとに判断します。

公的機関や自治体のDX事例からBPOの活用を知りたい場合は、公的資料で学ぶBPO導入事例|DXセレクション・自治体DXの活用も参考になります。たとえば手順2で「電話の一次対応」を任せる範囲に決めたなら、手順4では受付の範囲と例外の引き継ぎ条件を決めたうえで、特定の時間帯や案件から始めることになります。電話の窓口を外部に任せる方法を検討するなら、まず資料で、対応する時間帯と準備期間、契約の条件を確認すると、比べる材料がそろいます。

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よくある質問(FAQ)

Q1. BPOソリューションとは何ですか?

A. 経理、人事、顧客対応などの業務を、設計から運営、必要に応じてITシステムまで組み合わせて、外部の専門事業者が継続して担う提供形態です。作業を1件ずつ頼む外注と違い、業務の進め方ごと委託します。事業者によって含む範囲が異なるため、どの工程までを誰が担うかを確認してください。

Q2. BPOとはどういう意味ですか?

A. Business Process Outsourcingの略で、業務プロセスを外部の専門事業者に委託することを指します。経理、人事、総務、顧客対応などの定型業務が対象になることが多く、委託する側は、事業の目標と最終的な判断を自社に残します。

Q3. BPO事業の大手企業はどこですか?

A. 大手かどうかは、委託する業務によって変わります。事業者によって、顧客接点、バックオフィス、システムとの一体提供など得意な領域が分かれているため、規模や知名度だけでは自社の業務に合うか判断できません。公式サイトで事業内容と事例、会社概要を確認し、自社に近い業務の経験で選んでください。

Q4. BPOとはどのような職業ですか?

A. BPOは職業の名前ではなく、業務を外部に委託する仕組みの名前です。BPOの事業者で働く人は、受託した業務の担当者として、電話の応対、データ入力、経理や給与の処理などに従事します。職種名や求められる資格は、事業者と業務によって異なります。

Q5. BPOソリューションとツール導入は、どう使い分けますか?

A. 自社の担当者が手順を回せる業務で、操作を効率化したいならツール導入、担当者が足りない、または手順ごと任せたい業務ならBPOが向きます。両者を組み合わせ、システムを使いながら運営を委託する形もあります。負担が特定の業務に限られる場合は、ツール導入から検討する方法もあります。

Q6. 個人データの取扱いを委託すると、責任は委託先に移りますか?

A. 移りません。個人情報保護法第25条により、委託元は委託先に対して必要かつ適切な監督を行う義務があります。委託先の選定、契約、取扱状況の把握が求められ、再委託の条件も決める必要があります。本記事は一般的な情報で、個別の判断は専門家に相談してください。

まとめ|BPOソリューションを検討するときに押さえたい6つのこと

  1. BPOソリューションは、業務の設計と運営、必要に応じてシステムまで外部が継続して担う形で、単発の外注とは委託の単位が違う
  2. 種類は顧客対応、経理、人事・労務、総務・事務、法務・契約、ITヘルプデスクの6領域で整理できる
  3. 向くのは、手順を文書にでき、量が継続し、判断の基準を決められる業務で、事業の目標と承認は社内に残す
  4. オンサイトの常駐は、請負と労働者派遣の区分に注意し、指示は委託先の責任者を通す
  5. 個人データの監督、再委託の条件は委託しても自社に残り、契約に入れる
  6. 任せる業務が決まったら、サービスの資料を取り寄せて、対応範囲と契約条件を比べる

任せる業務が決まったら、まず1つの業務から小さく始めるのが現実的です。電話や問い合わせの窓口なら電話代行・コールセンター代行サービス、法務・労務の相談ならクラウドリーガル、契約書の確認なら契約審査サービス(弁護士法人ファースト&タンデムスプリント法律事務所)の資料で、対応範囲と条件を比べてみてください。

参考文献

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