【2025年最新】大企業向け経費精算システムおすすめ15選を比較!導入シェアランキングも

Check!
- 大企業向け経費精算システムには、スマホ対応や申請内容のチェック機能がある
- 大企業向けシステム導入の際は、業務効率化機能や監査対応機能を確認
- 大企業向けシステムの導入で、テレワーク促進や支店の業務も一元管理できる
大企業が経費精算業務を行う場合、組織体制の拡大により業務に手間がかかることもあるでしょう。そんな課題解決に役立つのが経費精算システムです。本記事では、大企業向けの経費精算システムの特徴やメリット、導入の際の注意点、選び方などを解説しています。


目次
開く
閉じる
開く
閉じる
大企業向け経費精算システムの始め方

経費精算システムの多くは資料請求をすることで、運用を開始できます。これは公式サイトから検討した場合も同様です。本サイトでは複数のサービスをまとめて比較・資料請求できます。資料請求は無料なので、複数の製品を比較して自社に最適な経費精算システムを選びましょう。
大企業の経費精算業務の課題と解決できる経費精算システムの特徴

大企業の経費精算業務で出てくる課題は、「申請・承認フロー承認フローの複雑化」「不正リスクの増加」「ペーパーレス化の難航」など、主に組織が大きいがゆえ管理体制が不安定になって生まれる課題になります。
よって大企業に欠かせないのが、手間がかかりかつ膨大な量になる経費の申請や承認のフロー、チェック体制をシステム化することです。
経費精算システムを導入すれば、申請内容を自動でチェック・差し戻す機能やクラウド上での管理が簡単に導入できます。また、より大企業向けのサービスなら、会社の規定や承認フローなどに合わせた細かい設定ができるものもあります。
大企業向け経費精算システムのトレンド

経費精算システムは、時代に合わせて企業が取り入れやすいように進化し続けています。こちらでは近年効率化が進んだ項目について取り上げます。気になる内容があれば、導入を検討するサービスが近年の傾向に対応しているかチェックしてみましょう。
\気になる項目をクリックで詳細へジャンプ/
大企業向け経費精算システムの進化
テレワークへの対応
近年の在宅ワークの普及に合わせて、経費精算システムもテレワークに対応しているものが増えています。特に大企業は働き方が多様化しているためテレワークを採用している企業が多く、クラウド型なら社外からでも手軽に経費精算システムを利用できます。
クラウド型ならスマホでも経費精算が行えるため、テレワークだけでなく営業職など外出先からでも使えるのがメリットです。経費精算のために出社しなければならない手間が省けるので、業務の効率化が図れます。
申請内容チェックの効率化
経費精算は従業員が申請し、上司の承認や経理のチェックなど複数のフローが必要です。特に申請内容に不備が無いか、ミスや不正が無いかの確認には時間がかかり、経理担当者の大きな負担になりがちです。
近年の大企業向けの経費精算システムは、申請内容を自動でチェックできる機能が備わっています。RPA(Robotic Process Automation)と連携できるサービスも増えており、予め判定方法を設定しておけば、高度な精算管理が可能です。
経費精算システムを活用すれば、経費で購入した領収書を目視で確認し手入力したり、発生した交通費が間違っていないか調べたり、手作業で行う手間が省けて業務が効率化できます。
実務時間の生産性向上
事務処理の効率化により十分な実務時間が確保できると、実務の生産性向上が求められるのは必然的です。働き方改革により長時間労働是正への意識が高まる社会では、残業への目線も厳しくなっています。
以前は残業時間に処理していた事務作業も、移動やすきま時間を利用して行えるよう、入力から申請までを全自動化したり、数少ない工程で領収書を読み込むなど、あらゆる効率化を図りツールは進化し続けています。
大企業向け経費精算システムの選び方

大企業向けの経費精算システムは、自社に必要な業務を効率化する機能が備わっているか、経費精算のルール・承認ルートを細かく設定できるかなど確認しておくべきポイントがあります。ここでは、大企業向けの経費精算システムの選び方について解説します。
\気になる項目をクリックで詳細へジャンプ/
大企業向け経費精算システムを選ぶポイント
自社に必要な業務を効率化する機能が備わっているか
大企業に導入する経費精算システムを選ぶときは、まずは現行の経費精算方法に取り組みやすいのか、必要な業務を効率化できる機能が備わっているかを確認しましょう。
例えば、手作業の経費精算で発生しがちな入力ミスを軽減したいなら、入力補助機能が揃った経費精算システムを選ぶ、導入している会計ソフトと連携して経理業務の負担を減らしたいなら連携サービスがある経費精算システムを選ぶなどが考えられます。
以下、効率化に有効な機能の一例です。取り入れたい機能があれば、該当機能の有無でサービスを絞り込んでみましょう。
経理担当者の負担軽減機能
自動仕訳 | 仕訳データの自動生成 |
FBデータの作成 | FBデータの自動生成 |
会計ソフト連携 | CSV・API・シリーズ連携 |
入力補助機能
領収書のOCR読み取り | 領収書を撮影するだけで自動でデータ入力できる |
乗り換えサービス連携 | 出発駅と到着駅を選ぶだけで交通費を自動算出できる |
交通系ICカード連携 | ICカードから交通費明細を取得し申請できる |
法人クレジットカード連携 | 利用明細を自動で取込み申請できる |
スマホ決済アプリ連携 | 利用履歴を自動で取込み申請できる |
ECサイト連携 | 購入履歴から自動で取り込み申請できる |
代理入力 | 他の担当者が申請・承認作業を行える |
外貨レート換算 | 海外の通貨を日本円または他の通貨に変換できる |
経費精算のルール・承認ルートを細かく設定できるか
大企業ほど旅費規程や交際費規程など、細かいルールが多く経費の精算も複雑化しがちです。不要な経費の削減や不正を防ぐために、交通費の上限を定めたり役職によって出張費の上限を定めている企業も多くあります。
また、申請された経費を承認するまでの流れも企業によって異なります。経費に関する規定を設けている企業は、自社のルールや承認ルートに沿った細かい設定ができる経費精算システムを選びましょう。
システム上で設定しておけば、自動で不正や間違いをチェックできるので、規約違反やミス防止に役立ちます。
経費精算の利用範囲を確認
経費には種類があり、交通費や出張費の他、社内で使用する備品の買い出しから取引先への手土産代など、多岐に渡ります。大企業向けの経費精算システムは、経費の項目がカスタマイズできる場合が多く、利用範囲が何の経費精算に向いているのかを確認しておきましょう。
例えば出張が多い企業は、航空券やホテル代だけでなく、移動時の電車代・タクシー代など発生する経費はさまざまです。出張管理機能があるシステムなら、システム上で航空券やホテル等の予約をし、そのまま清算管理が可能です。
出張する社員が後日経費を申請する必要もなく、自動で清算が完了するため業務が効率化できます。
監査対応機能が充実しているか
経費をしっかり管理するためには、定期的な監査が欠かせません。しかし、大企業で目視や手作業の監査をするには膨大な時間や人員が必要で、コア業務が滞る原因となってしまいます。大企業向けの経費精算システムの中には、監査機能が備わっているタイプもあります。
監査機能は申請内容にミスや不正が無いかを自動でチェックし、アラートやエラー表示で通知します。監査の手間を簡略化したい企業や、経費精算の精度を高め、監査を強化したい企業におすすめです。
セキュリティ認証の取得の有無
事業規模が大きくなるほど重要視されるのがセキュリティ対策についてです。サービスのセキュリティ認証の取得状況やSOCレポートを確認しましょう。
セキュリティ認証では、ISO27001と呼ばれる国際規格に基づいて情報資産を保護する仕組みを認定している「ISMS認証」、JISQ15001に基づいて個人情報保護を遵守するための仕組みを認定している「プライバシーマーク(Pマーク)」などが示されていれば安心です。
SOCレポートは、監査法人や公認会計士などの第三者が外部委託サービスについて内部統制や信頼性、セキュリティを評価しているため安全に運用できるでしょう。
大企業向け経費精算システムを導入する際の費用目安

経費精算システムには、小規模・中規模企業向けのタイプもありますが、大企業向けのものを選ぶとなると機能やオプションが充実したサービスになります。
オンプレミス型の場合
オンプレミス型の経費精算システムは自社サーバーにシステムを導入・運用する仕組みのため、イチからシステムを開発しなければなりません。よって人件費もかかりますし、初期費用も数十万円〜数百万円程度とかなり高額です。
運用費も数十万円程度ですが、クラウド型と違いオンプレミス型は、従業員数に関わらず運用費用は一定なため、使用する人数によっては高額とならない場合もあります。
オンプレミス型の多くは買い切りため、システム利用に関する料金はかかりません。しかし、あくまでもシステムを利用するための料金がかからないだけで、運用にはコストがかかります。費用対効果を加味しながら、導入を検討する必要があります。
クラウド型の場合
クラウド型の経費精算システムは、インターネット経由でサービスが提供されます。よって、初期費用は0~数十万円程度です。オンプレミス型よりも安い費用で、中には初期費用をかけずに利用できるシステムもあります。
料金体系はサービスごとに異なり、月額固定費用型と月額従量課金型があります。月額固定費用型は利用できるユーザー数が指定されているので、その中で運用して料金を毎月支払うタイプ。月額従量課金型は1ユーザーあたりの月額料金が設定されて、毎月支払うタイプです。
出張旅費規程や交際費規程が複雑ではなく簡易的なシステムであれば、1ユーザーあたり月額300円程度で利用できます。細かい設定に対応した複雑な機能が備わっているシステムなら、月額800〜1,000円になるケースもあります。
大企業が導入するのはオンプレス型が主流でしたが、近年オンプレミス型に劣らない性能でありながら導入が手軽と注目を浴び、クラウド型サービスを利用する大企業も増えてきています。
大企業向け経費精算システムおすすめ15選
ここでは数ある経費精算システムを厳選し判明した、大企業向けにおすすめの経費精算システムをご紹介します。資料請求と合わせて自社に最適なサービスを選びましょう。
株式会社コンカー
Concur Expense

株式会社コンカー
Concur Expense
グローバル標準で経理を効率化・見える化したい方におすすめ
口コミ一部抜粋
直感的に操作がしやすく、浸透しやすい

ここがおすすめ!
- あらゆる支払いを自動化・連携できる
- 製品サービスとビジネスモデルに高い評価を受けグッドデザイン賞を受賞
- デジタル上での申請・チェックで承認レス化が可能
ここが少し気になる…
- 回線混雑時のシステムエラーが多い
jinjer株式会社
ジンジャー経費

jinjer株式会社
ジンジャー経費
経費精算のペーパーレス化を目指している企業におすすめ
口コミ一部抜粋
初期費用が高めで月額料金は安い

ここがおすすめ!
- 社内に散らばる勤怠・給与・人事・経費などを1つに集約できる
- 担当者の面倒の原因を解決し、効率的な経費精算業務を実現可能
- さまざまな企業規模に対応し、特にペーパーレス化したい企業にぴったり
ここが少し気になる…
- 導入までに最長3ヶ月ほどかかる
TIS株式会社
Spendia

ここがおすすめ!
- スマートフォンから経費の申請が行える
- 乗換案内ソフト「駅すぱあと」と連携可能で、外出が多い社員にも便利
- 「ワンストップ」で利用でき、業務効率化にも効果的
ここが少し気になる…
- 利用が開始ができる金額が18万円からで、少人数での利用や利用金額が18万円に満たない場合は割高になる
株式会社マネーフォワード
マネーフォワード クラウド経費

株式会社マネーフォワード
マネーフォワード クラウド経費
オンラインでミスなく経費精算業務を完結したい方におすすめ
口コミ一部抜粋
経費申請作業ならすべておまかせ

ここがおすすめ!
- オンライン上でまとめて経費申請できる
- 従業員や費目ごとに経費利用額が自動でグラフ化
- 不備入力防止アラート機能で入力ミスが減るため、差し戻しの手間が軽減
ここが少し気になる…
- OCR機能の精度があまりよくない
実際に使ってみたレビュー記事はこちら

【レビュー】マネーフォワードクラウド経費を実際に登録して使ってみた【使い方解説】
数ある経費精算システムの中でそのサービスを使ったらいいかわからないという方も多くいると思います。そこで今回は「マネーフォワードクラウド経費」の無料登録から使い方まで、利用経験ゼロの筆者が実況形式でお伝えします。
他システムとの比較記事はこちら
\気になるサービスをClickして比較!/
株式会社ラクス
楽楽精算
株式会社ラクス
楽楽精算
ペーパーレス化により、経費精算の手入力業務や確認業務を効率化したい方におすすめ
口コミ一部抜粋
経費精算ならこれ一つで十分。

ここがおすすめ!
- 領収書やICカードはスマホで読み取れ、社外からでも申請や精算が可能
- 経費精算から会計ソフト連携まで便利な機能が充実している
ここが少し気になる…
- 外国語対応は英語のみ
株式会社LayerX
バクラク経費精算
株式会社LayerX
バクラク経費精算
OCR読み取り機能◎作業の効率を上げたい方におすすめ
口コミ一部抜粋
自由にカスタマイズできる万能システム

ここがおすすめ!
- 差戻しや確認に時間をかけずに済む「ミス防止機能」を複数搭載
- アプリやチャットツールから承認が行え、社内にいなくても承認時間の確保が可能
- 複数枚の領収書でも自動で読み取れる
ここが少し気になる…
- 導入前のサポートを受けたい場合は有償での対応となる
株式会社ソリューション・アンド・テクノロジー
WiMS/SaaS経費精算システム

ここがおすすめ!
- ツール提供だけではない、課題解決のためのソリューション提案
- 第13回ASPIC IoT・AI・クラウドアワード2019『ベスト連携賞』受賞
ここが少し気になる…
- 料金が公開されていないため問い合わせる必要がある
株式会社TOKIUM
TOKIUM経費精算
株式会社TOKIUM
TOKIUM経費精算
経費精算業務の完全ペーパーレス化で経理担当者におすすめ
口コミ一部抜粋
ある程度ネットリテラシーがあればマニュアルを見なくても操作できる
ここがおすすめ!
- スマホで領収書を撮って専用ポストに投函するだけの簡単申請
- 専任コンサルタントや導入支援・運用開始後のサポートなどが充実している
ここが少し気になる…
- 操作がわかりにくく、慣れるまで時間がかかる場合も
ここがおすすめ!
- 申請種別毎に柔軟なカスタマイズが可能
- 自社の経費利用状況を分析して経費支出の適正化を促進
- レポートやワークフロー等のテンプレートを活用できる
ここが少し気になる…
- 導入支援や運用支援は有料となる
パナソニック ネットソリューションズ株式会社
MAJOR FLOW 経費精算/支払依頼

パナソニック ネットソリューションズ株式会社
MAJOR FLOW 経費精算/支払依頼
経理のオフィス業務をマルチデバイスで効率化したい方におすすめ
口コミ一部抜粋
経理を取りまとめている人は楽になるだろうけど現場が大変。
ここがおすすめ!
- タブレットやiOS・Androidなど幅広く対応し、デバイスや使用場所を問わない
- 品目を選ぶだけで勘定科目や税区分を自動仕訳
- 複数拠点でそれぞれの経費精算を管理可能
ここが少し気になる…
- メール問い合わせのみで、電話サポートに対応していない
イージーソフト株式会社
HRMOS経費(旧eKeihi)
ここがおすすめ!
- 法対応・経理業務を熟知した専任担当の手厚いサポートが受けられる
- 多彩な機能を低コストで導入でき、企業の成長や社会の変化に柔軟に対応できるシステム設計
ここが少し気になる…
- 拡張性が乏しく、場合によっては必要な機能が使えなかったり連携できなかったりする
アルプス システム インテグレーション株式会社
ECOAS経費・旅費精算

株式会社JTBビジネストラベルソリューションズ
ビズバンスJTB経費精算

株式会社JTBビジネストラベルソリューションズ
ビズバンスJTB経費精算
申請から精算まで◎快適な出張を実現したい方におすすめ
ここがおすすめ!
- チケット手配にかかる手数料の削減に効果的
- 出張の申請からチケットの手配やホテルの予約まで、あらゆる部門の業務をワンストップで処理
- 「タイムスタンプ」や「OCR」もオプションでつけられる
ここが少し気になる…
- 各種チケットの手配と連携はオプション扱いとなる
freee株式会社
freee経費精算
ここがおすすめ!
- 必要な情報を自動で読み取ってくれるため、経費の申請をスマホで撮るだけで行える
- 承認者は他拠点や出張先からでも簡単に承認作業を行える
ここが少し気になる…
- freeeクラウド会計・freee人事労務と連携して使うことが前提
みずほリサーチ&テクノロジーズ
Systemaflow®

ここがおすすめ!
- 1つのシステムで統合管理して、ワークフローへ適合し業務全体の効率的な運用が可能となる
- 短期で低コストな幅広い業務システムを構築できる
ここが少し気になる…
- パソコンのみ対応のため、スマホやタブレットでは使用できない
【比較表】大企業向けおすすめ経費精算システム
大企業が経費精算システムを導入するメリット

大企業が経費精算システムを導入すると、経費精算業務の効率化だけでなく、テレワークの促進や申請不備の防止などさまざまなメリットがあります。ここでは、どのようなメリットがあるのかを解説します。
\気になる項目をクリックで詳細へジャンプ/
大企業が経費精算システムを導入するメリット
経費精算業務の効率化
従来の経費精算業務は、従業員が経費を申請し上司の承認や経理担当者の確認管理などが必要で、フローが多く特に大企業は業務が複雑化しがちです。
経費精算システムを導入すれば、従業員がスマホでいつでもどこでも領収書や交通費などを申請でき、経理担当者はそのままデータをクラウド上で確認できます。
経理担当者は仕訳・科目勘定などデータを入力する手間もかからず、経費精算完了までの業務が大幅に簡略化できます。
また、清算された後もクラウド上でデータを管理できるため、ファイリングや小口現金管理などの雑務からも解放されるのもメリットです。
テレワークの促進
近年は働き方改革もありテレワークが大きく普及しています。しかし、紙某体の経費申請書に上司の承認印を貰わないと精算できない、など出社しなければ経費が清算できない企業もまだまだ多いのも現状です。
経費精算システムを導入すれば、スマホや自宅のパソコンからでもアプリやwebで経費の申請ができ、給与精算システムと連携すれば精算まで可能です。社外で業務を行っている従業員が、経費精算のために出社する必要が無く、テレワークの促進に繋がります。
大企業ほど従業員の多様性を尊重していく時代になっているため、柔軟性のある働き方に対応し従業員が働きやすい環境を整えられるのもメリットです。
申請不備・不正の防止
従来の経費精算方法では、用紙で申請書を提出し手作業でPCに入力や電卓で計算するため申請不備や不正も多く、入力時にミスも多いのが課題としている企業も多くあります。不備やミスがあると経理担当者は再申請の要求や修正をしなければならず、業務が多い大企業では負担が大きくなってしまいます。
経費精算システムを導入すれば、クレジットカードや交通系ICカードなどとの連携や、領収書の読み取り機能で自動でデータ化されます。システム上で自動で計算するので、ミスを防ぎ不備や不正がないかのチェックも可能です。
また、会計ソフトや給与計算ソフトと連携できるシステムも多いので、業務を効率化できるだけでなく経理上のミスも軽減できます。
支店・支社の経費精算業務も一元管理できる
大企業は日本各地に支店や支社を構えていることが多く、各支社との連携も重要となってきます。大企業向けの経費精算システムなら、支店・支社の経費精算業務を一元管理が可能です。
今まで個別に経費精算を行ってきた精算業務をまとめられるので、導入費用や人件費などコスト削減に繋がります。また、クラウド型の経費計算システムはWeb上で管理できるため、経理担当者が別の支社や出向先に居る場合でも、清算業務が実行できます。
電子帳簿保存法に対応したシステムであれば、紙ベースでの領収書なども不要となり支店・支社ごとにかさばる大量の資料管理からも解放されます。
大企業で経費精算システムを導入する際の注意点

大企業が経費精算システムを導入する際には、社員教育の実施やセキュリティ対策など気を付けたいポイントがあります。ここでは、経費精算システムを導入する時の注意点について解説します。
\気になる項目をクリックで詳細へジャンプ/
大企業で経費精算システムを導入する際の注意点
社員教育に力を入れる
経費精算システムは使い方に慣れればとても便利です。しかし、今まで紙で経費申請していたものをスマホでの申請に変更すると、スマホ操作が苦手な従業員からクレームが出ることがあります。特に大企業向けの経費精算システムは多彩な機能がある分複雑なので、経理担当者も困惑する可能性があります。
経費精算システムに限らず、新しいシステムを取り入れる時は従業員にしっかりと教育することが重要です。教育カリキュラムを組んで実際に使用する練習や、操作が苦手な従業員には教育係がマンツーマンで教えるなどの工夫をしましょう。
あまり経費精算業務を行わない従業員は操作に慣れる機会が少ないので、マニュアルを用意したりヘルプデスクを用意したりなどの、サポート体制を整えておくと安心です。
セキュリティ体制を万全にしておく
経費精算は金銭がからむ社内の重要な業務なので、経費精算システムのセキュリティ体制についてもチェックしておきましょう。特に大企業は従業員の人数が多いため、情報漏洩やサイバー攻撃などのリスクが大きく、注意が必要です。
経費精算システムがどのようなセキュリティ体制を採用しているのか、アクセス制限やパスワード設定の有無だけでなく、情報セキュリティーポリシーに関しても確認しておきましょう。
経費精算システム導入企業社数ランキング

経費精算システムの中で導入企業社数の多いものをランキングにしました。第1位は、18,000社以上の導入実績がある楽楽精算です。多くのランキングで1位を獲得しており、電子契約サービス市場において、非常に高い知名度を誇っています。第2位は、マネーフォワードクラウド経費です。経費精算システムでは4,000社、シリーズ累計では10万社を超える実績があります。
第3位はジンジャー経費、第4位はバクラク経費精算、第5位はrakumoケイヒ、第6位はTOKIUM経費精算です。シリーズ累計の導入企業社数ですが、どの経費精算システムも高い導入実績があります。多くの導入実績や導入事例があれば、安心して利用することができますよね。ぜひ経費精算システム選びにご活用ください!
おすすめトップに戻るその他の経費精算システムの選び方

ここでは、経費精算システムを選ぶ際に、その他に注目すべきポイントを掲載しています。より細かい注目ポイントを活用して、自社のニーズに合致した経費精算システムを選択しましょう。
【その他の比較ポイント】
電子帳簿保存法への対応可否で選ぶ
経費精算システムを選ぶ際は、電子帳簿保存法(電帳法)に対応しているかも確認しましょう。電帳法は、国税関係の帳簿や書類を電子データで保存することを認める法律です。情報化・ペーパーレス化の流れを受け、2024年からは電子取引を行った際のデータはオンラインで保管することが義務化されます。
電子帳簿保存法にどこまで対応しているかは製品によって異なります。JIIMA(日本文書情報マネジメント協会)の認証を受けているかが、対応の有無を判断する1つの目安となるでしょう。
2023年10月から開始したインボイス制度では、領収書に「適格請求書発行事業者」を示す登録番号が記載されます。この登録番号の有無によって仕訳区分を変更する際、システムがインボイスに対応していなければ、仕訳区分の手直しが別途発生します。経理担当者の負担を増やさないためにも、電子帳簿保存法・インボイスに対応したシステムなのか確認が必要です。
他言語や外貨に対応しているか
外資系の企業や海外に拠点を持つ企業・海外の取引先が多い企業・英語が公用語の地域で事業展開している企業は、多言語や外貨に対応しているかを確認しましょう。
外貨の計算や為替レートの取得を自動で行う機能があるサービスを選択すれば、複雑な精算作業を回避することができます。また、英語に対応していない経費精算システムの場合、日本語が分からない従業員に対しては別途言語対応が必要ですが、英語対応であれば負担が軽減されます。
スマホで利用できるか
申請・承認作業を手軽にできるようにしたい場合は、スマホアプリ対応の経費精算システムを検討しましょう。スマホアプリ対応の経費精算システムなら、いつでもどこでも申請・承認が可能になります。申請・承認作業のために出社する必要がなくなるだけでなく、精算を月末に溜め込んでしまうといった業務の滞りも防ぐことができます。
お試し無料トライアルがあるか
一度導入した経費精算システムを変更する場合、従業員への周知や業務フローの変更など多くの労力がかかります。慎重に導入を進めたいなら、実際のシステムをお試しで利用できる無料トライアルがおすすめです。
無料トライアルの期間はシステムによって異なりますが、1ヶ月や2ヶ月などのものを選ぶと月次の処理を一通り体験できます。トライアル期間の長さにも注目して選んでみましょう。
まとめ

大企業は会社規定のルールや独自の業務フローが多く、経費申請から清算されるまでの業務が複雑化しがちです。経費精算システムを導入すると、外出先でもスマホで申請ができ自動でデータの確認が可能です。
経費精算システムは経費精算業務が効率化できるだけでなく、申請不備や不正を防ぎ、支店・支社の経理業務も一括で行えます。また、出社しなくても申請や承認ができるため、テレワークの促進にも繋がります。
紙の申請書に慣れている従業員への社員教育やセキュリティ体制などの注意点はあるものの、経費計算業務が大きく効率化できるのがメリットです。大企業向けの細かい設定ができる多機能なサービスもあるため、導入を検討してみましょう。
経費精算業務を効率化!関連サービスはこちら
企業規模・業種別おすすめ経費精算システム
おすすめの経費精算システム

【2025最新】経費精算システムおすすめ8選(全46選)を比較!無料システムや導入社数ランキングも紹介
従業員の交通費や出張費・接待交際費など経費の精算申請を便利にする経費精算システム。本記事では、経費精算システムのおすすめ46選をご紹介。中小企業や大企業向け、無料で使えるシステムはもちろん、経費精算システムの料金や導入社数も一覧表で分かりやすく解説します。
中小企業におすすめ

中小企業におすすめの経費精算システム7選(全36選)を比較!【2025年最新/比較表付き】
中小企業の経費精算業務には多くの課題を抱えています。そんな課題を解消するために必要なのが経費精算システムです。本記事では、中小企業向けの経費精算システムおすすめ34選をご紹介。複雑な交通費精算に対応したシステムや小規模法人向けシステムも比較しながら紹介します。
グローバル企業におすすめ

英語対応の経費精算システム6選(全19製品)を比較!【2025年最新/比較表付き】
英語対応の経費精算システムを導入することで、多言語対応で自社のグローバル化の後押しや経費精算業務の負担軽減に役立ちます。本記事では、英語対応の経費精算システム導入がおすすめな企業、英語対応の経費精算システムの機能や導入するメリット・注意点を解説しています。
安い価格や無料で経費精算システムを利用したい方におすすめ

無料で利用可能な経費精算システム10選(全35製品)を比較!【2025年最新/比較表付き】
経費精算システムを導入するにあたり、コストを抑えたいと考える企業や個人事業主は少なくありません。本記事では、無料で使える経費精算システムのおすすめ10選をご紹介。交通費精算や旅費精算のしやすいスマホアプリなど、便利なサービスを紹介します。
スマホで手軽に利用したい方におすすめ

経費精算アプリおすすめ6選(全23製品)を比較!【2025年最新/比較表付き】
経費精算アプリとは、経費精算の入力や申請・承認などの業務をスマホやタブレットで行えるアプリのことで、従来の経費精算システムをさらに効率化します。本記事では、経費申請アプリの導入を検討している方へ、メリットや注意点、おすすめの経費精算アプリの選び方を解説します。
関連サービスはこちら
会計ソフト

会計ソフトおすすめ9選(全26製品)を徹底比較!無料の会計システムや個人事業主の確定申告に
企業の簿記や経理業務を効率的に行うためには、最適な会計システムの導入が必要です。本記事では、個人事業主の確定申告におすすめの無料ソフトや、小規模法人向けのクラウドソフトなどおすすめ会計ソフトをご紹介。会計ソフトの業界シェアランキングも合わせて解説します。
出張管理システム

おすすめの出張管理システム6選|選び方とポイントを詳しく解説
出張管理システムとは、書類作成や経費申請などの出張管理に関わる業務をシステムによって簡易化できるものです。サービス内容は多岐にわたり、多くの企業が導入しています。本記事では、おすすめの出張管理システムと選び方のポイント、導入の仕方や注意点を解説しています。