【わかりやすい】 独自ドメインの基本をまとめて解説します!
初めて独自ドメインを申し込む方にも理解しやすいように、用途や注意することをわかりやすく解説していきます。メールやWebサイトの運用を始めるときは、ご自身のお名前として独自ドメインを取得しましょう。
ドメインとは?
それでは早速ドメインについてお伝えしていきます。
ドメインという用語は、「領域」や「分野」のような意味で広い分野で使われており、インターネットでは「住所」やその構造に例えられています。
いまご覧になっているページのURLは「https://www.onamae.com/column/domain/10/」、そしてドメイン名は「onamae.com」です。
いまこの瞬間に世界中で膨大な数の利用者が、メールやWebサイトを混乱なく使用しています。それを可能にする技術の一つとして、ドメインや関連する仕組みが整えられてきました。
ドメインの仕組み
ドメインの仕組みは、都道府県や市町村などで分類する住所の表示方法に似ています。
ドメインでは、住所でいう「区」や「市」が、「国」や「組織形態(企業や教育機関、政府関係など)」の分類に置き換わります。
例えばお名前.comのドメイン「onamae.com」にある「.com」の部分から、主に企業として何かのサービスを提供していることがわかります。
独自ドメインの「独自」とは?
ドメインの前に「独自」というワードがついたときは、所有者専用の意味があります。
一定期間保有できる権利を購入することで、所有者だけが使えるようになるのです。
独自ドメインとは反対に、「共有」ドメインがレンタルサーバー会社から提供されています。無料ですが、ドメインは専用ではなく他の利用者と共用となります。
使われている場面
主にメールやWebサイトで利用されています。
昨今ではドメインの取得手続きが楽になり、選択できる種類がぐっと増えてきました。年間の料金はそれほど高くはなく、ドメインを扱う業者のキャンペーンを適用したり、サーバーなどを同時に利用した際に無料になる場合もあります。
利用シーンごとに詳しく見ていきましょう。
メール
メールを送受信するためのメールアドレスにドメインを使用します。
一つドメインがあれば、いくつでもメールアドレスを作成することが可能です。(※1)
企業などでは従業員分のメールアドレスを作成可能です。
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一般的にはサーバーの容量の範囲内ですが、設定方法により実質的にはほぼ無制限に作成可能です。
Webサイト
冒頭でも少しだけ触れましたが、皆さんが今ご覧くださっているこのページのURL内にもドメインがあります。
「https://www.onamae.com/column/domain/10/」の中にある「onamae.com」の部分です。
目的によりいろいろな用途があり、「.com」の部分は例えば「旅行サイトを作りたい!」という場合は「.travel」など、自らの作成するホームページやブログと関連付け、Webサイトを見栄え良く制作することにも効果があります。
独自ドメインの設定と活用方法
希望の独自ドメインを取得できたら、次はどのようにドメインを活用していけばよいのでしょうか?
ここからは具体的な独自ドメインの設定と活用方法を解説していきます。
準備するもの
メールやWebサイトを動かすためには、サーバー機器と専用プログラムが必要です。
これら一式を自力で用意するのは難しく時間がかかるため、企業に借りるのが便利でスムーズです。
これがレンタルサーバーというサービスで、もちろん企業によりますが1か月1,000円程度から利用可能です。
サーバーの契約が完了したら、取得した独自ドメインと、メールやWebサイトのデータとを結び付ける設定を必ず行います。
これをネームサーバーといいます。ドメインを取得した業者が提供する管理画面で操作します。
【おまけ】ドメインは複数取得できる?
ドメインは一人でいくつも取得可能です。
例えば以下のように、「業務用」「プライベート用」、そしてその中でもさらに細分化した利用目的ごとにドメインを活用できます。
業務用
競合の製品やサービスと差別化するため、1つの企業で多数の独自ドメインを保有している企業も珍しくありません。
フリーランスの方は特に、様々な用途ごとに仕事用メールアドレスを作成するためにドメインを複数持つ、と言ったこともあるようです。
- インターネット上で完結する各種サービスの提供や販売
- マーケティング活動
- 広報活動
- 仕事用メールアドレスをいくつか持っておきたい
プライベート用
プライベートではさらに色々な使い方が出来るかもしれません。
趣味のブログをジャンルごとに持ちたい、と言ったときにその内容に適したドメインをいくつも取得する、本業とは別に副業を行うときに活用するなど、使い方は多岐にわたりますね。
- 副業として新規サービスの営業
- 公開するブログに広告を掲載し報酬を得る(アフィリエイト)
- 趣味のブログを複数もちたい時に
- メールアドレスをわけて管理する
独自ドメインを取得する際に注意すること
ここまで独自ドメインについて基本的な点を簡単にご説明してきました。
ここからは、取得の際に注意しておきたいことを整理してお伝えします。
契約期限
例えば1年間などの契約期間を指定して申し込みをします。
もし継続して利用するときは、期限が切れる前に更新手続きをしなければなりません。手続きを忘れるとその時点で保有できなくなってしまいます。
期限が切れそうなタイミングでドメインを申し込んだ企業からメールなどで必ず連絡が来ます。余裕を持ってしっかり更新しましょう。手続き自体はそれほど難しくなくすぐに完了しますよ。
料金
▼キャンペーン価格
1年目はキャンペーン価格のため格安で(ほぼ無料の場合あり)、2年目は通常料金に戻ることがあります。もともと高額ではありませんが、予定の請求金額より高いと勘違いしないようにしましょう。
申込の際には「サーバーと同時申込で永年無料」などのものを選ぶのもおすすめです。
▼ 珍しい独自ドメイン名は料金が高くなってしまう
世の中に同じ独自ドメイン名はなく、すべてがあなただけのオリジナルです。
そのため取得は先着順になってしまいます。文字数が少なく、流行りの言葉などが入った独自ドメインだけは、通常料金では申し込みができず特別料金で高額である場合があります。
しっかりと確認をしてから申込を行うようにしましょう。
SEO効果がでるまで時間がかかる場合がある
独自ドメインでWebサイトを公開した直後は、Googleなどの検索サイトではなかなか上位に表示されることはありません。
Webサイトの内容を充実し作り方を工夫すれば、徐々に検索順位が上がっていくのが一般的です。決してドメインに問題があるわけではないので安心してください。
知っておきたい独自ドメインについての知識
ドメインに関連する知識を理解していると、ドメイン自体の理解や応用が早まりますよ。この章では代表的な関連技術について説明しています。
ドメインの種類
「領域」や「分野」によって1,000以上のドメイン名があり、これらの中から選択が可能です。ドメインの種類は以下のページで詳しく解説しています。
IPアドレスとネームサーバー
Webサイトにアクセスする時は、そのデータを保管するサーバーに接続します。
このサーバー機器を識別するために「IPアドレス」という数字の羅列があります。数字の羅列のため覚えにくく親しみがありません。そこで、数字からドメイン名という日常的な単語へ自動変換する方法が用いられてきました。これがネームサーバーです。
SSL/TLSと独自ドメイン
個人情報や機密情報のあるデータをインターネット上で安全にやり取りをするとき、暗号化の技術が用意されています。
これがSSL/TLSで、ほとんどが独自ドメインで使用されています。IPアドレスでできない訳ではありませんが、設定がかなり難しいため独自ドメインの方が無難です。
一緒に理解しておきたいキーワード
これから独自ドメインをより活用していくためのヒントをいくつか説明します。
WordPress
Webサイトの制作や更新作業の大変さを解消するソフトウェアです。拡張性があり、やりたいことがほぼできるメリットがあります。2022年3月時点で、世界中のWebサイトの43%がこのWordPressでつくられています。(※1)無料のブログサービスに満足できなくなった利用者には、移行先の候補として最適でしょう。
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Usage statistics of content management systems
SEO
Googleなどの検索エンジンで検索されたとき、ご自身のWebサイトが上位に表示されるようにする対策全般です。
Webサイトの利用者が使いやすくなるような考えでシステムが動いています。上の項目で挙げたWordPressを独自ドメインで公開することも、SEOの基本的な対策の一つとして有効です。
「お名前.com」で安全安価にドメイン利用!
ドメイン登録サービスを提供しています。登録実績2,800万件以上で、日本国内のシェアNo.1の実績があります。業界では老舗で多く専門的なノウハウを蓄積しているので安心ですね。ふだんから独自ドメインが安価に取得できます。
関連サービスが充実しています。レンタルサーバーも同時に申し込みができ、独自ドメインとサーバーとの連携が簡単になりました。同時に申し込むことで、独自ドメインの料金が0円になる特典があります。ぜひご検討ください。
まとめ
独自ドメインと聞くと最初は難しい印象があります。それでも理解すれば意外にやさしく、大切な役割のあることに気づくでしょう。
独自ドメインであたらしいことを始めてみませんか?