社外連絡にも使えるビジネスチャットとは|機能・料金プラン・導入の流れを解説

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  • チャットワークの主な機能とログイン方法がわかる
  • フリープランの制限と有料プランの違いがわかる
  • 導入前の注意点と失敗しない進め方がわかる

チャットワーク(Chatwork)とは、株式会社kubell(旧Chatwork株式会社)が提供するクラウド型のビジネスチャットです。グループチャット・タスク管理・ファイル共有・ビデオ/音声通話を1つの画面で使え、コンタクトに追加した社外の取引先ともやり取りできるため、メールや電話に偏っていた連絡をまとめたい中小企業で使われています。無料のフリープランがありますが、閲覧できるメッセージの期間や組織外のコンタクト数などに制限があり、運用のルールを決めずに使い始めると情報が散らばりがちです。本記事では、主な機能とログイン方法、フリープランの制限を含む料金プランの違い、活用例と注意点、導入の進め方を、公式サイトの情報や総務省・IPAの資料をもとに解説します。

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Q1. 最初にチャットへ移したい連絡はどれですか?

目次

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  1. 社外とのメール・電話を減らしたい|チャットワークとは何ができるサービスか
  2. チャットワークの主な機能と業務での使いどころ
  3. チャットワークへのログイン方法とアプリの入手先
  4. 料金プランと無料プランの制限【フリー・スタンダード・プロフェッショナル】
  5. 導入メリット|中小企業での活用例
  6. 導入前に知っておきたい注意点・デメリット
  7. 他のビジネスチャットツールとの違い
  8. 導入時によくある失敗パターン
  9. 導入の流れ・始め方
  10. よくある質問(FAQ)
  11. まとめ|チャットワークを検討するときに押さえたい5つのこと
  12. 参考文献

社外とのメール・電話を減らしたい|チャットワークとは何ができるサービスか

チャットワーク(Chatwork)とは、株式会社kubell(旧Chatwork株式会社)が提供する日本製のクラウド型ビジネスチャットで、チャット・タスク管理・ファイル共有・通話を1つの画面にまとめたサービスです。

チャットとは、短い文章を送り合って会話する仕組みのことで、ビジネスチャットはそれをグループ単位の会話・タスク・ファイル共有とあわせて仕事向けにまとめた連絡ツールです。メールは宛先やCCの指定、あいさつ文の作成に手間がかかり、電話は相手の作業を止めてしまいます。チャットワークは、案件やプロジェクトごとにグループチャットをつくり、参加した全員が同じ画面で状況を追えるようにすることで、こうした連絡の手間を減らす使い方がされています。社外の取引先や外注先も、コンタクトに追加すればやり取りを始められます。

社外との連絡をメールや電話からチャットに移したい場合の一例が、チャットワークです。ビジネスコンシェルジュの商品ページでは、チャットだけでなくビデオ通話・音声通話が標準装備されていること、タスクを管理でき、完了すると自動でチャットに通知されること、アップロードしたファイルをチャット参加メンバーのみで共有できることが特徴として紹介されています。一方で、フリープランは閲覧できるメッセージが直近40日以内に限られるため、取引の記録としてやり取りを残したい場合は有料プランも視野に入れる必要があります。料金はプランによって異なるため、資料や公式サイトで確認してください。

株式会社kubell

Chatwork

Chatwork
出典:go.chatwork.com

株式会社kubell

Chatwork

実績豊富で安心!タスク管理も行いたい中小企業におすすめ

GOOD

ここがおすすめ!

  • チャットだけでなく「ビデオ通話」「音声通話」も標準装備
  • タスク管理が行えて、タスクが完了すると自動でチャットへ通知
  • ファイルがアップロードでき、チャット参加メンバーのみで共有
MORE

ここが少し気になる…

  • フリープランは過去40日分、5,000件までしか閲覧できない

賃貸物件の仲介・管理を行う会社が、電話とFAXが中心だった連絡にチャットワークを導入し、メールではTOとCCを考える必要があるのに対し、チャットワークではグループに入った全員が当事者になると述べ、導入後は電話の回数が減ったと紹介されています。

株式会社アービックの導入事例(要約、2018年11月取材)。出典:Chatwork 導入事例(株式会社アービック)

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チャットワークの基本情報

項目内容
サービスの種類クラウド型のビジネスチャット(SaaS)
提供会社株式会社kubell(旧Chatwork株式会社)
提供開始2011年3月(提供会社の会社情報による)
利用環境パソコンのブラウザ、デスクトップ版アプリ(Windows/Mac)、モバイル版アプリ(iOS/Android)
主な用途社内外の連絡、タスクの依頼と管理、ファイル共有、オンラインでの打ち合わせ

ビジネスチャットには社内のコミュニケーションを主な用途とするものも多くありますが、チャットワークは社内外のユーザーとグループをつくって会話できることを特徴としています。取引先や士業、外注先など、社外との連絡が多い中小企業で使われる場面が多いのはこのためです。

チャットワークの主な機能と業務での使いどころ

チャットワークの主な機能は、グループチャット、タスク管理、ファイル共有、ビデオ/音声通話の4つで、社外ユーザーとのやり取りにも使えます。公式サイトのプラン別機能一覧をもとに、業務での使いどころを整理します。

機能できること業務での使いどころ
グループチャット社内外のユーザーとグループをつくり、複数人で会話する案件ごとに会話を分け、経緯を後から追えるようにする
ダイレクトチャット・マイチャット1対1での会話と、自分専用のチャットを使う個別の相談や、自分用の備忘録・下書きの置き場にする
タスク管理タスクの追加・完了と担当者の設定ができ、完了するとチャットに通知されるチャットで決まった依頼を担当者つきで残し、対応漏れを防ぐ
ファイル共有ファイルの共有・保存・プレビューができる(保存容量はプランで異なる)見積書や資料の最新版を、やり取りの流れの中で共有する
ビデオ通話・音声通話・画面共有チャット画面から通話を始める(同時に話せる人数はプランで異なる)文章では伝わりにくい相談を、短い打ち合わせで済ませる
メッセージの検索・ブックマーク・リアクション過去のメッセージを検索し、重要なメッセージをブックマークする過去の決定事項を探す、あとで見返したい連絡を残す
外部サービス連携(API)・AI機能API連携は全プランに用意されている。AI要約などのAI機能は有料プランが対象通知の自動化や、長いやり取りの要約に使う

このように、チャットワークは「会話とタスク」を中心に業務を回すツールです。反対に、社内のスケジュール共有、施設の予約、申請と承認の回覧のような手続きは、チャットでも連絡はできるものの、新しいメッセージに流れて見失いやすくなります。連絡と依頼はチャットワーク、予定や申請は専用の仕組み、というように役割を分けて使う企業もあります。

チャットワークへのログイン方法とアプリの入手先

チャットワークには、パソコンのブラウザ、デスクトップ版アプリ(Windows/Mac)、モバイル版アプリ(iOS/Android)からログインでき、ログインには登録したメールアドレスとパスワードを使います。

使い方ログインの方法補足
パソコンのブラウザ公式のログイン画面からログインするアカウント未登録の場合は、公式の新規登録画面から登録する
デスクトップ版アプリ(Windows/Mac)公式のダウンロードページから入手し、起動後の画面でメールアドレスとパスワードを入力する一度に複数のChatworkアカウントにログインできる
モバイル版アプリ(iOS/Android)スマホ・タブレットにアプリをインストールして使う動作保証環境は各アプリストアのページで確認する

Chatworkのアカウント1個につき、メールアドレスが1個必要です。同期したい各端末で同じアカウント(ログインメールアドレスとパスワード)を使ってログインすると、データが同期されます。ログインできない場合は、公式ヘルプの案内を確認してください(出典は文末の参考文献)。

ログイン画面を装ったフィッシングに注意する

公式ヘルプでは、2026年3月10日付で、Chatworkのログイン画面を装ったフィッシングサイトへの注意が呼びかけられています。社外の相手とのやり取りが増えるほど、知らないアカウントから届くURLをクリックする場面も増えるため、次の点を社内で共有しておくと安心です。

  • すでにログインしている状態で、再度ログイン情報の入力を求められることは原則としてありません。ログイン中にもかかわらずログイン画面が表示された場合は、入力せずにページを閉じる
  • 知らないアカウントから送られてきたURLは、安易にクリックしない。正規のログインページは https://www.chatwork.com/login.php で、これ以外のURLやドメインで入力を求められた場合も入力しない
  • 乗っ取り対策として、2段階認証を設定する。不審なサイトに入力してしまった場合は、速やかにログインメールアドレスとパスワードを変更する

料金プランと無料プランの制限【フリー・スタンダード・プロフェッショナル】

チャットワークの料金プランは、フリー・スタンダード・プロフェッショナルの3つで、フリープランは無料ですが、閲覧できるメッセージが直近40日以内に限られるなどの制限があります。

各プランの月額は公式サイトの料金ページで確認してください(1ユーザーあたりの月額で、年間契約と月間契約があり、年間契約のほうが割安と案内されています)。以前の「ビジネスプラン」「エンタープライズプラン」という名称で紹介している記事もありますが、現在はそれぞれスタンダード、プロフェッショナルに当たります。機能の違いを、公式サイトのプラン別機能一覧(2026年10月14日確認)から整理すると次のとおりです。

項目フリースタンダードプロフェッショナル
メッセージの閲覧直近40日以内制限なし制限なし
ユーザー数の上限1組織100人まで制限なし制限なし(最小5ユーザーから)
組織外コンタクト1ユーザーあたり20人まで制限なし制限なし
ストレージ1組織で10GB1ユーザーあたり10GB1ユーザーあたり10GB
ビデオ通話・音声通話1対1のみ14人まで14人まで
広告表示される表示されない表示されない
AI要約・AI下書き作成などのAI機能対象外(AI労働・雇用ニュースのみ)対象対象
ユーザー管理ユーザーの追加・削除・情報の閲覧情報の変更、一括インポート・エクスポート、管理者権限の委譲が加わるスタンダードと同じ
セキュリティ2段階認証(アプリ認証)2段階認証(アプリ認証・SMS認証)スタンダードに加え、社外ユーザー制限、モバイル端末制限、ファイル送信禁止、シングルサインオン、IPアドレス制限、専用URL機能、チャットログのエクスポート
サポートなしメールサポートメールサポート、管理者向けのチャットサポート、SLA(サービス品質保証)

公式サイトによると、フリープランから有料プランへの切り替えは組織内の全ユーザーが対象で、一部のユーザーだけを有料にすることはできません。また、ユーザー数とライセンス数が異なる場合は、ライセンス数に基づいた料金が発生します。プロフェッショナルプランは、5ユーザーから契約する形です。

プランの選び分けの考え方

プランは、使い方の中で「何が足りなくなるか」から選ぶと整理しやすくなります。過去のやり取りを取引の記録として参照したいなら閲覧期間に制限のないスタンダード以上、取引先が多く組織外コンタクトの上限に近づくなら有料プラン、アクセス元の制限や社外ユーザーの管理など、会社として守るべきルールがあるならプロフェッショナル、というのが基本の考え方です。年払いにすると、月払いに比べておよそ2か月分お得になると公式サイトで案内されています。

導入メリット|中小企業での活用例

チャットワークの導入メリットは、社内外の連絡が1か所にまとまり、依頼とその進み具合がチャット上に残ることです。担当者が不在でも状況を把握しやすくなります。中小企業でよく見られる活用例を整理します。

活用の場面使い方の例期待できること
取引先・外注先との連絡案件ごとに社外の相手を追加したグループチャットを作るメールの宛先漏れやCCの付け忘れによる行き違いが減る
現場と事務所の連携建設や店舗の現場から、スマホで写真と状況を送る電話でのやり取りが減り、報告内容が記録として残る
テレワーク中の相談チャットで気軽に質問し、必要に応じてそのまま通話に切り替える離れて働いていても相談のハードルが下がる
士業・専門家とのやり取り税理士や社労士と、書類の受け渡しと質問を1つのチャットで行う依頼内容と回答が1か所にまとまり、確認がしやすい
社内の依頼管理依頼をタスクにして、担当者を設定する「言った・言わない」や対応漏れを防ぎやすくなる

テレワークでビジネスチャットを使う場合は、利便性と同時に情報の扱いにも目を向ける必要があります。総務省の「テレワークセキュリティガイドライン」では、クラウドサービスを使う際のアカウント管理や多要素認証、利用するサービスのルールづくりといった対策が示されています。IPAの「中小企業の情報セキュリティ対策ガイドライン」も、中小企業がクラウドサービスを安全に使うための考え方を整理しているため、導入時の社内ルールづくりの参考になります。

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導入前に知っておきたい注意点・デメリット

チャットワークの主な注意点は、フリープランの閲覧期間が直近40日以内であること、組織外コンタクトに上限があること、有料化は組織内の全員が対象になることの3つです。公式サイトのプラン別機能一覧をもとに整理します(2026年10月14日確認)。

注意点内容対策の考え方
フリープランは閲覧期間が限られるメッセージを閲覧できるのは直近40日以内で、それより前のやり取りは見られなくなる記録として残したいやり取りが増えた段階で有料プランを検討する
フリープランは組織外コンタクトに上限がある組織外コンタクトは1ユーザーあたり20人まで取引先が多い場合は、上限に近づく前に有料プランを検討する
フリープランでは広告が表示されるプラン別機能一覧では、フリープランは広告が「表示」、有料プランは「非表示」とされている取引先と画面を共有する場面があるなら、表示のされ方を試用時に確認する
有料化は組織内の全員が対象フリープランから有料プランへの切り替えは組織内の全ユーザーが対象で、一部の人だけを有料にすることはできない利用人数を把握したうえで、全員分の費用で予算を組む
検索結果の表示件数に上限があるメッセージの検索は最大200件までの表示とされ、スタンダード以上には「検索オプションあり」と記載されている重要な決定事項は、検索に頼らず、タスクなど探しやすい形で残す
情報が時系列で流れやすいチャットの性質上、過去の決定事項や資料が新しいメッセージに埋もれやすいルームの命名や使い分けのルールを決め、蓄積したい情報は別の仕組みで管理する

なお、評判や口コミを調べるときは、書き手がフリープランと有料プランのどちらの話をしているかを見分けることが大切です。閲覧期間や組織外コンタクトの上限のように、プランによって変わる制限は、同じチャットワークでも感じ方が大きく変わります。

フリープランから有料プランへ切り替える目安

切り替えを考える目安は、次の3つです。1つ目は、過去のやり取りを取引の記録として見返す場面が出てきたとき。2つ目は、組織外コンタクトが上限の20人に近づき、新しい取引先を追加しにくくなったとき。3つ目は、退職者のアカウント停止や、社外の相手とつながれる範囲を会社として管理する必要が出てきたときです。1つ目と2つ目はスタンダードで、3つ目の管理面はプロフェッショナルで足りるかを、プラン別機能一覧で確かめます。

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他のビジネスチャットツールとの違い

ビジネスチャットを選ぶときは、社外とのやり取りのしやすさ、既存のオフィスツールとの関係、外部サービスとの連携、操作のわかりやすさ、管理機能の5つの視点で比べると整理しやすくなります。

ビジネスチャットには、チャットワークのほかにもSlack、Microsoft Teams、LINE WORKS、Google Chatなど複数の選択肢があります。基本的な機能(グループチャット、ファイル共有、通話)はどのサービスにも共通しているため、違いは「何を中心に設計されているか」で見ます。

比較の視点確認したいことチャットワークの傾向
社外とのやり取り取引先を招く手順が簡単か、相手側にも契約が必要か社内外のユーザーとグループをつくれる。フリープランでは組織外コンタクトに上限がある
既存のオフィスツールとの関係Microsoft 365やGoogle Workspaceなど、社内で使っている環境と一体で使えるか特定のオフィスツールに依存せず、単体で導入できる
外部サービスとの連携業務システムからの通知や、APIでの自動化がどこまでできるかAPI連携は全プランに用意されているが、連携先の数や自由度はサービスごとに比較が必要
操作のわかりやすさITに詳しくない社員や取引先でも迷わず使えるか公式サイトでは、専門スキルや高いITリテラシーがなくても使えるツールとして紹介されている
管理機能とセキュリティアカウントの一括管理、アクセス制限、ログの取得ができるかプロフェッショナルプランで、IPアドレス制限や社外ユーザー制限、チャットログのエクスポートなどが使える

どのサービスが優れているかは、社内で使っているツールや、社外とのやり取りの多さによって変わります。たとえばMicrosoft 365を全社で使っているならTeams、Google Workspaceが中心ならGoogle Chatといったように、既存の環境と一体で使えるものを選ぶほうが、アカウント管理の手間が少なく済む場合もあります。Google Chatについては、Google Workspaceと連携できるビジネスチャットとは|機能・プランの違いと失敗しない選び方で、機能とプランの違いを整理しています。

なお、Webサイトに設置して来訪者と会話する「チャットサイト」やチャットボットは、社内外の連絡に使うビジネスチャットとは別のものです。違いを知りたい場合は、チャットサイトとは?3つの分類・機能・選び方を初心者向けに解説も参考になります。

LINEとチャットワークの違い

LINEは個人向けのメッセージアプリとして広く使われているのに対し、チャットワークは業務での利用を前提にしたビジネスチャットで、タスク管理や、ユーザーの追加・削除、プランごとのセキュリティ機能などを備えています。

個人向けのアプリを仕事に使う場合は、私用の連絡と仕事の連絡が同じ画面に混ざることや、退職者のアカウントを会社として管理しにくいことを、あらかじめ考えておく必要があります。仕事用のサービスを探すなら、LINE WORKSのように、法人向けに提供されている別のサービスも比較の対象になります。

導入時によくある失敗パターン

チャットワークの導入でよくある失敗は、ルールを決めずに使い始めて、ルームが乱立したり、重要な連絡が流れてしまったりすることです。よくある失敗と、見直した後の形を整理します。

よくある失敗(Before)起きること見直した後(After)
フリープランのまま業務の記録を残している40日を過ぎたやり取りが閲覧できず、取引の経緯を確認できなくなる記録として残したい用途が出た時点で有料プランに切り替える
フリープランのまま社外の取引先を増やし続ける組織外コンタクトの上限に達して、新しい取引先を追加できなくなる取引先の数を見積もり、上限に近づく前にプランを見直す
チャットルームを自由に作らせている似たルームが乱立し、どこに何が書かれているか分からなくなるルームの作り方と命名ルールを決め、不要になったルームは整理する
予定や申請の回覧までチャットで回している連絡が流れて見落とされ、承認の履歴も追えない連絡はチャット、予定や申請は専用の仕組みと役割を分ける
退職者や外注先のアカウントを管理していない関係が終わった相手が社内の情報を見られる状態が続く管理者を決め、入退社や契約終了のときに参加ルームとアカウントを見直す
使い方を現場任せにしているメールとチャットが混在し、結局どちらも確認しなければならない「社内連絡はチャット、正式な通知はメール」など使い分けを明文化する

いずれの失敗も、チャットワークの機能不足というより、チャットに何を任せ、何をほかの仕組みで管理するかを決めていないことが原因です。特に、予定や申請までチャットで回そうとすると、情報が流れてしまう問題は避けにくくなります。導入前に、メールから移す連絡の範囲と、チャットに残さない情報を決めておくことが、失敗を防ぐための基本です。

導入の流れ・始め方

チャットワークはメールアドレスがあればフリープランから始められ、少人数で試してから運用ルールを決め、プランを選んで全社に広げる流れが基本です。

ステップやることポイント
1. 目的と範囲を決める社内連絡だけか、社外とのやり取りにも使うかを決める使う範囲によって必要なプランと管理のルールが変わる
2. 少人数で試す1つの部署やプロジェクトでフリープランを使ってみるメールや電話からどの連絡を移せるかを具体的に確かめる
3. 運用ルールを作るルームの作り方、タスクの使い方、メールとの使い分けを決める個人情報や機密情報の扱いもこの段階で決めておく
4. プランを選んで全社に広げる必要な管理機能に合わせて有料プランを契約し、利用者を追加する管理者を決め、アカウントの追加と削除の手順を用意する
5. 定期的に見直す使われていないルームや、ルールが守られていない点を確認するチャットで回しにくい業務が見えたら、ほかの仕組みとの分担を検討する

フリープランで試したあとに有料プランへ切り替えるかどうかは、必要な機能がどのプランに含まれるかで決まります。閲覧期間、組織外コンタクト、管理機能の条件は、資料でプランごとに確認してから判断することもできます。

よくある質問(FAQ)

Q1. チャットワーク(Chatwork)とは何ですか?

A. 株式会社kubell(旧Chatwork株式会社)が提供する日本製のクラウド型ビジネスチャットです。グループチャット、タスク管理、ファイル共有、ビデオ/音声通話を1つの画面で使え、コンタクトに追加した社外の相手ともやり取りできます。

Q2. チャットワークは無料で使えますか?

A. フリープランは無料で使えます。ただし、メッセージを閲覧できるのは直近40日以内、ビデオ/音声通話は1対1のみ、組織外コンタクトは1ユーザーあたり20人までなどの制限があり、広告も表示されます。業務の記録を残したい場合は有料プランを検討しましょう。

Q3. チャットワークの欠点・デメリットは何ですか?

A. 主な注意点は、フリープランの閲覧期間が直近40日以内であること、組織外コンタクトに上限があること、有料化は組織内の全員が対象になること、情報が時系列で流れやすいことです。ルームの使い分けなど運用のルールを決めて使うと、情報が散らばりにくくなります。

Q4. LINEとチャットワークの違いは何ですか?

A. LINEは個人向けのメッセージアプリとして広く使われているのに対し、チャットワークは業務での利用を前提にしたビジネスチャットで、タスク管理や、ユーザーの追加・削除、プランごとのセキュリティ機能などを備えています。業務で使う場合は、私用の連絡との切り分けや退職時のアカウント管理も含めて比べるとよいでしょう。

Q5. チャットワークにログインする方法を教えてください

A. パソコンのブラウザでは公式のログイン画面から、アプリではデスクトップ版(Windows/Mac)やモバイル版(iOS/Android)を起動して、メールアドレスとパスワードでログインします。ログイン中に再度ログインを求められる画面は、フィッシングサイトの可能性があるため、入力せずに閉じましょう。

Q6. スタンダードプランとプロフェッショナルプランの違いは何ですか?

A. プロフェッショナルプランでは、社外ユーザー制限、モバイル端末制限、ファイル送信禁止、シングルサインオン、IPアドレス制限、専用URL機能、チャットログのエクスポートなどが加わり、管理者向けのチャットサポートとSLAも用意されています。料金はプランによって異なるため、公式サイトで確認してください。

まとめ|チャットワークを検討するときに押さえたい5つのこと

チャットワークは、社内外の連絡とタスクの依頼を1か所にまとめ、メールや電話に頼っていた連絡の手間を減らすためのビジネスチャットです。最後に、検討するときの行動を整理します。

  1. メールや電話のうち、チャットに移したい連絡を書き出し、チャットで足りるかを確かめる
  2. フリープランの制限(閲覧は直近40日以内、組織外コンタクトは1ユーザーあたり20人まで)を確認する
  3. 取引先との連絡の多さや管理の要件から、スタンダードかプロフェッショナルかを選ぶ
  4. ルームの命名や使い分け、メールとの役割分担を、全社に広げる前に決める
  5. 自社の使い方に合うか、チャットワークの資料でプランごとの機能と条件を確かめる

まずはフリープランで1つのチームから試し、メールや電話から移せる連絡と、チャットに残さない情報を見極めることから始めてみてください。

参考文献

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