Webブラウザとは?仕組み・種類・開き方と仕事で使うときの注意点
Check!
- ブラウザはWebページを表示するソフト
- 種類と標準ブラウザは端末ごとに違う
- 仕事では対応ブラウザと最新版を確認
Webブラウザとは、Webサイトを閲覧するためのソフトウェアのことで、単に「ブラウザ」とも呼ばれます。ChromeやSafari、Microsoft Edge、Firefoxなどが代表例です。アドレス欄にURLを入力したりリンクをタップしたりすると、ブラウザがWebサーバーにページのデータを要求し、受け取ったHTMLなどを読み取って画面に表示します。この記事では、仕組みとできること、種類と日本のシェア、検索エンジンやアプリとの違い、スマホでの場所と開き方を、公式情報をもとに整理します。あわせて、仕事でブラウザを使うときに確認したい対応ブラウザ、最新版への更新、通知許可の扱い、Internet Explorerの終了についても解説します。
会社のブラウザまわりの状況を2問で整理しましょう
Q1. 社内で使うブラウザは、いまどのような状態ですか?
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目次
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Webブラウザとは|Webページを表示するソフト
Webブラウザとは、インターネット上のWebページを閲覧するためのソフトウェアで、パソコンやスマートフォンの多くに最初から入っています。
英語の「browse」には「拾い読みをする」「ざっと見る」という意味があり、これがブラウザという名前の由来とされています。いま読んでいるこのページも、ブラウザの画面に表示されています。IT用語辞典のe-Wordsは、ブラウザを、利用者が指定したWebページを管理するWebサーバーにデータの送信を要求し、送られてきたHTMLファイルや画像などを表示するアプリケーションソフトと説明しています。
ブラウザの役割は、要求・解釈・表示の3つ
- 要求する:URLで指定されたWebサーバーに、ページのデータを送るよう求めます。
- 解釈する:受け取ったHTMLやCSSなどのコードを読み取ります。
- 表示する:読み取った内容を、文字や画像、動画などの見やすい形で画面に出します。リンクをたどって別のページに移る操作も、ブラウザが受け持ちます。
Webメールやオンラインの業務ツールなど、ブラウザ上で使うサービスも、この3つの役割の上で動いています。つまり、ブラウザはWebサービスを使うための入り口です。仕事で使うクラウド型のツールは、ブラウザを開いて入るものが多く、使うブラウザの種類やバージョンが、ツールの使いやすさに関わることがあります。
仕事ではブラウザが業務ツールの入口になる|役割の違う2つのツール
クラウド型の業務ツールは、提供元が動作を確認したブラウザと、そのバージョンを案内しています。仕事でブラウザを選ぶときは、使うツールの案内に合わせることが基本です。
ここでは、ブラウザから使う業務ツールの例として、社内の連絡を担うチャットシステムと、申請や承認を担うワークフローシステムを、役割の違いで比べます。優劣をつけるものではなく、自社の困りごとに合う方を見つける材料です。具体的な対応ブラウザの違いは、後半の「会社でブラウザを使うときの確認事項」で整理します。
ブラウザで使う業務ツール2つの役割の違い
自社の状況を選ぶと、合うサービスが強調されます。優劣ではなく役割の違いで並べています
この状況に合う一例:Chatwork。社内の連絡や周知を、チャットの1か所にまとめたい場合の選択肢です
資料を無料ダウンロードこの状況に合う一例:コラボフロー。申請や承認の経路を、画面上で決めて残したい場合の選択肢です
資料を無料ダウンロード| サービス | Chatwork |
|
|---|---|---|
| 種類 | チャットシステム | ワークフローシステム |
| 向いている会社 | タスク管理やビデオ通話も使いたい、初めて導入する中小企業(商品ページの紹介) | 簡単な操作でワークフローを作りたい、初心者の会社(商品ページの紹介) |
| 特徴 | 無料のフリープランがある。チャットのほか通話やタスク・ファイル管理の機能が充実している | 誰でも思い通りのワークフローを簡単に作成でき、承認経路を直感的な操作で設計できる。運用中にフォームの追加・修正ができる |
| 注意したい点 | より高いセキュリティとサポートの手厚さを求める場合は、エンタープライズの契約が必要 | クラウド版には、1ユーザーにつき5GBの容量制限がある |
| 資料・詳細 |
2サービスの資料をまとめて請求(入力は1回・無料)
まとめて資料をダウンロード表は横にスクロールできます。内容は商品ページで確認した情報です(確認日2026年10月21日)。料金はプランによって異なるため、資料や公式サイトで確認してください。
ブラウザから開く連絡の窓口を1つに決めたい場合の一例が、Chatwork株式会社のChatworkです。商品ページでは、無料で始められるフリープランがあること、チャットだけでなく通話やタスク・ファイル管理の機能が充実していること、年齢や性別を問わず社内外でも使いやすいシンプルさが紹介されています。ブラウザの対応環境や更新のお知らせを、メールではなくチャットで伝える運用にすれば、見落としを減らしやすくなります。一方で、より高いセキュリティとサポートの手厚さを求める場合は、エンタープライズの契約が必要と案内されています。料金はプランによって異なるため、資料や公式サイトで確認してください。
Chatwork株式会社
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タスク管理やビデオ通話も◎初めて導入する中小企業におすすめ
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- まずは無料で始められる「フリープラン」の提供
- チャットだけでなく通話機能やタスク・ファイル管理などの機能が充実
- 年齢性別問わず社内外でも使いやすいシンプルさが魅力
気になる…
- より高いセキュリティとサポートの手厚さを求める方はエンタープライズの契約が必要
Chatworkの導入事例のうち、株式会社シンワ歯研の事例(取材は2023年11月)は、社内の情報を全社で共有できる仕組みに変えた効果を、次のように述べています。決めたルールを担当者だけで止めず、全社に届ける運用を考えるときの参考になります。
これまでは担当者で止まっていたこともあった情報が、全社共有されるような仕組みを構築したことにより、属人化の防止にもつながっています。
出典:Chatwork 導入事例 株式会社シンワ歯研
ブラウザの設定変更や拡張機能の追加を、申請と承認の形で残したい場合の一例が、株式会社コラボスタイルのコラボフローです。商品ページでは、誰でも思い通りのワークフローを簡単に作成できること、シンプルで直感的な操作で承認経路を設計できること、運用中にフォームのレイアウトを追加・修正できることが紹介されています。ブラウザの運用ルールが変わったときも、申請フォームを直しながら使い続けられます。一方で、クラウド版には1ユーザーにつき5GBの容量制限があるため、添付ファイルが多い運用では確認が必要です。料金はプランによって異なるため、資料や公式サイトで確認してください。
おすすめ!
- 誰でも思い通りのワークフローを簡単作成
- シンプルかつ直感的な操作で承認経路を設計
- 運用中にフォームレイアウトの追加・修正が可能
気になる…
- コラボフローのクラウド版には、1ユーザーにつき5GBの容量制限がある
コラボフローの導入事例のうち、小牧岩倉衛生組合の事例(2026年6月9日公開)は、紙の起案書や勤怠申請など月間約450件を電子化したことを紹介しています。決裁の状況が見えるようになる効果を、次のように述べています。例外の承認を残す場合も、状況が見えることが運用の分かれ目になります。
決裁状況もコラボフロー上でリアルタイムに把握できるようになり、業務の透明性が高まっています。
出典:コラボフロー 導入事例 小牧岩倉衛生組合
ブラウザの仕組み|レンダリングエンジンが画面を組み立てる
ブラウザは、URLで指定されたWebサーバーにデータを要求し、受け取ったHTMLなどをレンダリングエンジンで読み取って、画面に表示します。
- アドレス欄にURLを入力するか、リンクをクリック(タップ)します。
- ブラウザが、URLの指すWebサーバーに、ページのデータを要求します。
- サーバーが、HTMLやCSS、JavaScript、画像などのデータを返します。
- ブラウザの中のレンダリングエンジンが、受け取ったデータを読み取り、画面に表示できる形に組み立てます。
レンダリングエンジンは、ブラウザの表示を担う中心の部品です。Webの表示ルールである「ウェブ標準」に沿って作られているため、同じページが、ブラウザが違ってもおおむね同じように表示されます。Firefoxの公式ページも、取得したデータをレンダリングエンジンでHTMLとして読み解いて表示すると説明しています。
ブラウザごとのレンダリングエンジン
Wikipediaの整理では、主なレンダリングエンジンと採用ブラウザは、次のとおりです。ChromeとMicrosoft Edgeは、同じBlinkを使っています。
| レンダリングエンジン | 主な採用ブラウザ | 補足 |
|---|---|---|
| WebKit | Safari | iOSなどのモバイル環境でも使われています |
| Blink | Google Chrome、現在のMicrosoft Edge | WebKitを基に開発されたエンジンです |
| Gecko | Firefoxなど | Firefoxが採用しているエンジンです |
| Trident・EdgeHTML | Internet Explorer、旧Microsoft Edge | いずれも開発は終了しています |
ChromeとEdgeのように基盤が同じブラウザは、表示や拡張機能の面で大きな差が出にくいといわれます。ただし、搭載されている機能や設定画面、提供元との連携はブラウザごとに異なります。
ブラウザでできること|閲覧のほかに使う機能
ブラウザでできることは、Webページの閲覧のほかに、タブでの複数ページの切り替え、ブックマーク、履歴の確認、拡張機能の追加など、多岐にわたります。
| 機能 | できること |
|---|---|
| タブ | 1つのウィンドウの中で、複数のページを切り替えて開けます |
| ブックマーク | よく見るページを登録して、すぐに開けます |
| 検索窓 | アドレス欄などから、検索エンジンを使って情報を探せます |
| 拡大・縮小、ページ内検索 | 文字の大きさを変えたり、ページ内の語句を探したりできます |
| 共有・ショートカット | ページを他の人に共有したり、スマホのホーム画面にショートカットを置いたりできます |
| 拡張機能 | ブラウザの機能や見た目を追加・変更できます(対応するブラウザの場合) |
Cookieとプライベートブラウジングの意味
Cookieは、Webサイトが利用者に関する情報を端末に保存し、次に訪れたときの識別などに使う仕組みです。Firefoxの公式ページは、サードパーティCookieによる追跡には注意が必要だと説明しています。削除の手順は、次の記事で解説しています。
関連記事:Cookie削除の手順とデメリット|ブラウザ・スマホ別の消し方と注意点
プライベートブラウジングは、同じ端末を使う他の人に、閲覧履歴を見られないようにする機能です。Firefoxの公式ページによると、通信事業者や広告業者による追跡を防ぐものではありません。会社のパソコンで使っても、会社の管理者から閲覧の記録が見えなくなるとは限らない点に注意が必要です。
拡張機能は便利だが、入れる前に提供元を確認する
拡張機能は作業を効率化できる一方、ブラウザに追加の権限を与えることになります。総務省の「国民のためのサイバーセキュリティサイト」は、最低限意識したい点の1つに「不用意に開かない・インストールしないようにしよう」を挙げています。業務で使うブラウザでは、拡張機能を自由に追加してよいかどうかを、後述のとおり社内で決めておくと安心です。
主要なブラウザの種類と特徴|日本のシェアも確認
主要なWebブラウザは、Google Chrome、Safari、Microsoft Edge、Firefoxの4つです。いずれも無料で使えます。
| ブラウザ | 提供元 | おもな特徴 | エンジン |
|---|---|---|---|
| Google Chrome | Googleのサービスと連携しやすく、拡張機能が豊富です | Blink | |
| Safari | Apple | iPhoneやMacなどのApple製品に標準で入っており、端末との連携に強みがあります | WebKit |
| Microsoft Edge | Microsoft | Windowsに標準で入っています。Chromiumベースで、Chrome向けの拡張機能も使えます | Blink |
| Firefox | Mozilla | オープンソースで、拡張機能による自由なカスタマイズとプライバシー保護の機能が特徴です | Gecko |
このほか、Opera、Brave、Vivaldiなど、特徴の異なるブラウザもあります。
日本のブラウザ別シェア(2026年9月)
アクセス解析サービスのStatcounterが公表している、日本のブラウザ別シェア(パソコン・タブレット・モバイルの合計、2026年9月)は、次のとおりです。同社が計測しているWebサイトへのアクセスをもとにした数値で、日本全体の利用者数そのものではありません。確認日は2026年10月21日です。
| ブラウザ | シェア(2026年9月) |
|---|---|
| Chrome | 52.76% |
| Safari | 25.19% |
| Edge | 15.07% |
| Firefox | 3.28% |
| Brave | 0.79% |
| Samsung Internet | 0.71% |
Chromeが半数を超え、SafariとEdgeが続く形です。ただし、自社で使うブラウザは、シェアの大小ではなく、使う業務ツールの対応状況と、社内の管理のしやすさで決めるのが現実的です。
Internet Explorerはすでにサポートが終了している
Internet Explorerは、1995年にMicrosoftが開発したブラウザです。Microsoftは、Internet Explorer 11のデスクトップアプリについて、2022年6月15日以降、特定のオペレーティングシステムでのサポートを終了したと案内しています。IEが必要なサイトのために、Microsoft Edgeには「Internet Explorerモード」があり、少なくとも2029年までサポートする、終了する場合は少なくとも1年前に通知するとされています。IEモードの扱いは、後述の会社での確認事項で取り上げます。
ブラウザと検索エンジン・アプリ・Webメールの違い
ブラウザは、Webページを表示するためのソフトです。検索エンジンは、情報を探すためのしくみで、ブラウザの中で使います。
| 用語 | 役割 | 例 | ブラウザとの関係 |
|---|---|---|---|
| ブラウザ | Webページを表示する | Chrome、Safari、Edge、Firefox | – |
| 検索エンジン | キーワードに合うWebページを探す | Google、Yahoo!、Bing | ブラウザの検索窓やアドレス欄から使う |
| アプリ | 特定の目的や機能のために作られたソフト全般 | LINE、地図アプリなど | ブラウザもアプリの一種で、Webサイトの表示に特化している |
| Webメール | ブラウザ上で使うメールサービス | GmailのWeb版など | ブラウザの上で動くサービス |
たとえば、Microsoft Edgeの標準の検索エンジンはBingです。同じキーワードで検索しても、検索エンジンが違えば結果が異なることがあります。ブラウザの種類と、使っている検索エンジンは、別々に選べます。
「ブラウザで開く」とは
「ブラウザで開く」は、メールやSNSなどのアプリの中で表示されたリンクを、アプリの画面内ではなく、ChromeやSafariなどのブラウザで表示することを指す場合が多い表現です。ブラウザで開くと、アドレス欄でURLを確かめやすく、ブックマークや拡張機能なども使えます。
ブラウザの開き方|パソコンとスマホでの場所
ブラウザは、パソコンでもスマホでも、アイコンをクリック(タップ)して開きます。最初から入っているブラウザは、端末ごとに異なります。
| 端末 | 最初から入っていることが多いブラウザ | 探し方 |
|---|---|---|
| Windowsのパソコン | Microsoft Edge | デスクトップのアイコンやタスクバー、スタートメニューから探します |
| Mac | Safari | Dockやアプリの一覧から探します |
| iPhone・iPad | Safari | ホーム画面やAppライブラリから探します |
| Android | 機種により、標準のブラウザやChromeなど | ホーム画面やアプリの一覧から探します |
アイコンが見当たらないときは、端末の検索機能にブラウザ名(例:Safari、Chrome)を入力すると探せます。配置や名称は、機種やOSのバージョンによって異なります。
リンクを開くブラウザ(既定のブラウザ)を変える
既定のブラウザとは、メールやアプリのリンクを開くときに、自動で使われるブラウザのことです。iPhoneやAndroidでは端末の設定アプリから、Windowsでは設定の「アプリ」から変更できます。設定画面の名称や場所は、OSのバージョンや機種で異なり、使いたいブラウザが既定のブラウザに対応していないと選択肢に出ない場合もあります。手順は、端末やOSの提供元の公式ヘルプで確認してください。
自分に合うブラウザの選び方|個人で使う場合の4つの観点
個人で使うブラウザは、使う端末、連携したいサービス、プライバシーの考え方、拡張機能の有無の4つの観点で選ぶと決めやすくなります。
| 観点 | 考え方の例 |
|---|---|
| 使う端末 | iPhoneやMacが中心ならSafari、Windowsが中心ならMicrosoft Edgeが標準で入っています。端末に合わせると設定の手間が少なくて済みます |
| 連携するサービス | Googleのアカウントやサービスを多く使うなら、連携しやすいChromeが選択肢になります |
| プライバシー | 追跡の防止や自由な設定を重視するなら、Firefoxなどの機能を比べます |
| 拡張機能 | 使いたい拡張機能があるか、ブラウザのストアで確認します |
ブラウザは複数を入れて使い分けても問題ありません。表示の不具合が出たときに、別のブラウザで開いて確かめられる点も利点です。ただし、会社のパソコンでは、自分の判断で入れ替えず、社内のルールに従ってください。
会社でブラウザを使うときの確認事項|対応ブラウザ・更新・通知許可
会社でブラウザを使うときは、業務ツールの対応ブラウザ、最新版への更新、通知許可と拡張機能の扱いの3点を決めておくと、トラブルを防ぎやすくなります。
業務ツールの公式な対応ブラウザを確認する
クラウド型のツールは、提供元が対応ブラウザを案内しています。本記事で取り上げた2つのツールについて、公式ページの内容を横断すると、次のとおりです(確認日2026年10月21日)。
| 項目 | Chatwork(PCブラウザ版) | コラボフロー(クラウド版) |
|---|---|---|
| 対応ブラウザ | Google Chrome、Firefox、Safari、Microsoft Edge(Chromiumベース) | Windows:Microsoft Edge、Google Chrome、Mozilla Firefox。macOS:Safari、Google Chrome。iPhone・iPad:Safari、Chrome。Android:Android Chrome |
| 最新版の扱い | 最新バージョンの使用を案内 | 各ブラウザの最新版を動作環境としている |
| そのほかの注意 | Internet Explorerは2021年9月22日にサポートを終了と記載 | ブラウザの設定でJavaScriptが有効である必要がある。スマートフォンやタブレットは全端末での動作確認はしておらず、端末によっては正常に動作しない場合がある |
どちらも、最新版のブラウザを前提にしています。社内に古いバージョンが残っていると、ツール側が案内する動作環境から外れるおそれがあるため、更新の状況を把握しておく必要があります。ここに挙げた内容は確認日時点のものです。導入前に、各社の最新の案内を確認してください。
公式の案内:Chatwork ダウンロード、コラボフロー 動作環境
ブラウザを最新版に保つ
総務省の「国民のためのサイバーセキュリティサイト」は、最低限意識したい3点の1つに「ソフトウェアを最新に保とう」を挙げています。ブラウザもその対象です。社内では、更新を各自に任せるのか、管理者がまとめて管理するのかを決めておきます。職場向けの対策は、同サイトの「職場での対策」に、利用者向け、管理者向け、経営層向けに分けて載っています。
通知の許可を悪用する手口に備える
IPA(情報処理推進機構)は、ブラウザの通知機能を悪用する手口に注意を呼びかけています。CAPTCHA認証を装った画面で通知の「許可」を押させ、その後、偽の警告を繰り返し表示して不審なサイトへ誘導するというものです。IPAは、通知を望むサイトか判断できないときは許可しないこと、不審なサイトの通知許可を見つけたら削除することなどを案内しています。ブラウザごとの削除の手順も、同ページに載っています。通知の仕組みそのものは、次の記事で解説しています。
関連記事:ブラウザにWebプッシュ通知が表示される仕組み|メリットも解説
IPAの注意喚起:ブラウザの通知機能から不審サイトに誘導する手口に注意
ここまでのルールは、決めただけでは定着しません。更新の時期、通知の扱い、拡張機能の可否といったルールを、全員に同じ形で届ける場所が必要です。連絡がメールや口頭に散らばると、見た人と見ていない人が分かれます。ルールを1つのチャットの場所にまとめて伝える運用にすれば、更新のたびに全員へ届き、過去の連絡も探し直せます。
IEモードなどの例外は、申請と承認で残す
Internet Explorerを前提にした旧システムが残る会社では、Microsoft EdgeのInternet Explorerモードを使う場合があります。Microsoftは、このモードを少なくとも2029年までサポートするとしていますが、いつまでも使えるとは限りません。使う人や使うサイトを絞り、誰がいつ、何のために使うのかを承認の記録として残しておけば、旧システムを入れ替える時期の判断材料にもなります。
拡張機能の追加や、通常と異なるブラウザの利用も同じです。ルールの例外は、口頭の了解で済ませず、申請と承認の形で残す方が、後から経緯を確かめやすくなります。
会社のブラウザ運用、今のやり方で大丈夫?セルフチェック
当てはまるものを選んでください(登録不要)
ブラウザの表示や動作がおかしいときの切り分け
ブラウザの表示や動作がおかしいときは、別のブラウザで開く、最新版か確認する、通知や拡張機能を見直す、の順で切り分けると、原因を絞りやすくなります。
- 別のブラウザで同じページを開く:別のブラウザで正常なら、元のブラウザの設定や拡張機能が原因の可能性があります。
- 最新版か確認する:業務ツールが案内する動作環境(最新版)に合っているかを確かめます。
- 拡張機能と通知の許可を見直す:不要な拡張機能や、見覚えのない通知の許可がないかを確認します。
- Cookieなどの保存データを見直す:削除する場合は、ログイン状態が解除されることに注意します。
- 社内の担当者に連絡する:会社のパソコンでは、自分で設定を変えず、情報システムの担当者に相談します。
Cookieなどの削除の手順は、先に紹介した関連記事で解説しています。これらの切り分けで、別のブラウザなら動くという結果が出たときは、そのツールの対応ブラウザを、あらためて公式の案内で確認してください。
ここまでの切り分けや確認を、毎回個人の記憶に頼らず、社内の連絡と申請の仕組みにしておくと、対応が早くなります。ブラウザの運用を整える次の一歩として、連絡の置き場所と申請の流れを整えるツールの資料を比べてみてください。
よくある質問(FAQ)
Q1. ブラウザはどうやって開きますか?
A. パソコンでもスマホでも、ホーム画面やデスクトップ、タスクバーなどにあるブラウザのアイコンをクリック(タップ)して開きます。アイコンが見つからないときは、端末の検索機能にブラウザ名を入力して探せます。最初から入っているブラウザは端末ごとに異なり、iPhoneやMacはSafari、WindowsはMicrosoft Edgeが一般的です。
Q2. ブラウザで開くとはどういう意味ですか?
A. メールやSNSなどのアプリの中で表示されたリンクを、アプリの画面内ではなく、ChromeやSafariなどのブラウザで表示することを指す場合が多い表現です。広い意味では、URLの指すページをブラウザに表示させる動作そのものを指します。
Q3. スマホでブラウザはどこにありますか?
A. ホーム画面やアプリの一覧にあります。iPhoneは標準でSafariが入っています。Androidは、機種により標準のブラウザやChromeが入っています。アイコンが見当たらないときは、アプリの一覧や端末内の検索で、ブラウザ名を探してください。
Q4. 代表的なWebブラウザは何ですか?
A. Google Chrome、Safari、Microsoft Edge、Firefoxの4つが代表的です。Statcounterによる日本のシェア(2026年9月)は、Chromeが52.76%、Safariが25.19%、Edgeが15.07%、Firefoxが3.28%です。
Q5. ブラウザと検索エンジンの違いは何ですか?
A. ブラウザはWebページを表示するソフトで、検索エンジンはキーワードに合うWebページを探すしくみです。検索エンジンは、ブラウザの検索窓やアドレス欄から使います。ブラウザがChromeでも、検索エンジンはGoogleとは別のものを選べます。
Q6. 会社のパソコンでブラウザを変えてもよいですか?
A. 会社の情報セキュリティの方針や、管理者の設定によります。業務ツールの対応ブラウザや更新の管理にも関わるため、変更する前に、情報システムの担当者などに確認してください。
まとめ|ブラウザを理解して仕事で使うときの5つのこと
Webブラウザは、Webページを表示するためのソフトで、Webサービスを使うための入り口です。理解して使うときは、次の5つを確認してください。
- ブラウザの意味を押さえる:要求・解釈・表示の役割と、検索エンジンやアプリとの違いを区別します。
- 使う端末の標準ブラウザと既定のブラウザを確認する:端末ごとの標準と、リンクを開くブラウザの設定を把握します。
- 業務ツールの対応ブラウザと最新版を確認する:ツールの公式の案内に合わせて、社内の更新を管理します。
- 通知許可・拡張機能・IEモードのルールを決める:例外は申請と承認で残します。
- ルールの周知と申請の仕組みを検討する:連絡の置き場所と申請の流れを整えるツールの資料を取り寄せ、自社に合うかを比べます。
料金やサービス内容は変更される場合があります。最新の情報は、各社の公式サイトで確認してください。
参考文献
- IT用語辞典 e-Words「Webブラウザ」:https://e-words.jp/w/Web%E3%83%96%E3%83%A9%E3%82%A6%E3%82%B6.html
- Wikipedia「ウェブブラウザ」:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%83%96%E3%83%96%E3%83%A9%E3%82%A6%E3%82%B6
- Firefox「ウェブブラウザーとは?」:https://www.firefox.com/ja/more/what-is-a-browser/
- Statcounter「Browser Market Share in Japan」:https://gs.statcounter.com/browser-market-share/all/japan
- Microsoft「ライフサイクルに関する FAQ – Internet Explorer および Microsoft Edge」:https://learn.microsoft.com/ja-jp/lifecycle/faq/internet-explorer-microsoft-edge
- 総務省「国民のためのサイバーセキュリティサイト」:https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/cybersecurity/kokumin/index.html
- IPA「ブラウザの通知機能から不審サイトに誘導する手口に注意」:https://www.ipa.go.jp/security/anshin/attention/2021/mgdayori20210309.html
- Chatwork「ダウンロード(動作推奨ブラウザ)」:https://go.chatwork.com/ja/download/
- コラボフロー「動作環境」:https://www.collabo-style.co.jp/function/environment/
- Chatwork 導入事例 株式会社シンワ歯研(取材2023年11月):https://go.chatwork.com/ja/case/shinwa.html
- コラボフロー 導入事例 小牧岩倉衛生組合:https://www.collabo-style.co.jp/case/s058/
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