FXでMT4を導入して自動売買する為のおすすめVPS5選
FX(為替取引)を行っている人の中には、自動売買ソフトのMT4(MetaTrader 4)に興味がある人もいるのではないでしょうか。
MT4を活用してFXの自動売買をするなら自分のPCではなく、24時間安定稼働するFX専用VPSサービスを利用するのがおすすめです。
今回の記事では、MT4の稼働に特化したVPSサービスの選び方や、おすすめのVPSを紹介します。
MT4を使った自動売買取り引き
MT4(Meta Trader4)は、世界のFX市場で最も人気のある自動取引ソフトです。
FXは各国の通貨を売買して、その差分で収益を得る為替取引ですが、MT4はその売買を独自のアルゴリズムによって自動的に実行できるソフトウェアです。
MT4は特にFX上級者から支持される自動売買システムですが、その理由は自由度の高さにあります。
自身のオリジナルの売買ロジックを設計して自動で通貨を売買できるほか、他のユーザーが作成したプログラムを導入して自動売買を実行することもできます。
MT4はFXトレーダーにとって非常に魅力的なツールでありながら、利用条件はMT4対応の取引口座を開設するだけで、基本的に無料で使うことができます。
ただし、MT4では24時間PCを稼働させ続けておくことが利用の前提となります。
自分でパソコンを用意して、そこにMT4を導入する方法もありますが、FX専用のマシンを確保しなければならない上に、常時接続するパソコンのメンテナンスやセキュリティ対策も自分で行わなければなりません。
そこでVPSのWindows 仮想デスクトップを活用すれば、24時間稼働のVPS上で常にMT4を動かせるようになります。
FX専用のVPSサーバーなら、24時間常にMT4を稼働させられる上に、停電や機器の破損といったトラブルの影響を受けることもありません。
また、PCを自分で持っていない場合でも、VPSにスマホからアクセスしてMT4を遠隔で操作することができます。
安定性・コスト・遠隔操作の観点から、MT4を運用するならVPSを活用するのがベストです。
FXでMT4を活用するメリット・デメリット
FXでMT4を活用するメリット・デメリットをまとめます。
FXでMT4を活用するメリット
FXでMT4を活用する上での一番のメリットは独自の売買ロジックを設定して、24時間の自動売買ができる点です。
24時間常に動き続けるFX市場でのトレードでは、常にチャートの画面を睨み続けなければなりません。
その点、MT4を導入して自動売買をすれば、24時間変動し続ける相場に対応できます。
また、オリジナルのロジックを設定できるので、相場の動きに合わせて調整もできます。
VPSを活用してMT4を導入すれば、外出している最中でもスマホからチェックできるので、自動売買だけでなく裁量でトレードする場合もより便利になります。
FXでMT4を活用するデメリット
MT4を導入する上で目立ったデメリットはないのですが、強いて言うならVPSを契約する事で月々の料金がかかる点です。
MT4自体は無料で導入できますが、VPSを契約すると毎月1000円〜2000円程度の月額利用料金がかかります。
また、契約するVPSによってはMT4が標準で入っていないサービスもあるので、その場合は自分でインストールしなければなりません。
MT4用VPSを選ぶ際のチェックポイント
次に、MT4用VPSを選ぶ際のチェックポイントを3つまとめます。
VPSの料金
VPSのコストはできる限り安く抑えたい方が多いのではないでしょうか。
VPSの月額料金は求めるサーバースペックや容量に応じて変動しますが、例えば「お名前.comデスクトップクラウド for MT4」の場合は最安の1.5GBプランで月額990円から利用可能です。
同時並行で複数のMT4を動かしたい場合は、最安のプランにするとメモリ容量が足りなくなるので、MT4の運用方針に従って契約するプランを選びましょう。
費用は安く抑えるに越したことはありませんが、何も考えずに一番安いプランにするとスペックが足りなくなる可能性がある点に注意が必要です。
サーバースペック
VPSのサーバースペックは、CPU・SSD容量・メモリ容量の3つの指標が重要ですが、その中で一番重要なのはメモリ容量、次いでCPU性能です。
MT4の自動売買で複数のソフトを使って同時に自動売買がしたい場合、その分のメモリ容量、並列処理に適したCPUが必要になります。
「お名前.com」のプランを例に挙げると、MT4を4つ同時に稼働させる場合は月額2750円の4GBプランが推奨されています。
自身の運用方針と照らし合わせつつ、必要な機能を満たしたスペックのVPSを契約しましょう。
システムの監視体制
MT4をVPSで24時間稼働させる際にはサーバーの安定性が問われます。
実際のところVPSでサーバーに異常が起きて停止する可能性は極めて低いのですが、万一の安全性を考えたときに、サーバーのアップデート作業などを含めた保守を、専門の技術者が行っているかが重要です。
各サービスのホームページにシステム監視に関する情報も掲載されているので、VPSを契約する前に確認しておきましょう。
データセンターの運用実績のあるサービスであれば、システム保守に関する体制やノウハウが整っている可能性が高いです。
サポート体制
初めてVPSでMT4を稼働させようとしている初心者にとっては、VPSのサポート体制も重要なチェックポイントです。
実際に稼働させ始めた際に操作方法が分からなかったり、何かしらのトラブルが起こったりしても、チャットや電話でのサポート体制があれば安心です。
初めてVPSを利用する方は、契約前にサポート体制についても確認しておきましょう。
MT4に適したVPSサービス5選
ここではMT4の24時間稼働に適したVPSサービスを6つご紹介します。
お名前.comデスクトップクラウド for MT4
「お名前.comデスクトップクラウド for MT4」の特徴は、そのコスパの高さです。
例えば、「お名前.com」と「使えるネット」を比較すると、前者はメモリ2.5GBプランで月額1430円~なのに対し、後者は2GBプランで初期費用2200円+月額2,728円~(2年契約の場合)です。
メモリ容量・CPUのコア数を基準に見ると「お名前.comデスクトップクラウド for MT4」は圧倒的にコストパフォーマンスに優れています。
また、24時間365日の電話&チャットサポートがついてくるので、これからVPSを契約してMT4で自動売買を始めたい方にもおすすめです。
価格の安さにも関わらずストレージにはしっかりとSSDが搭載されているのも嬉しいポイントです。
ConoHa for Windows Server
「ConoHa for Windows Server」は他社のVPSサービスと比較したときに、メモリ容量・CPUコア数を基準に見るとまずまずのコスパです。
プランの選択肢の幅が広く、最上位のプランでメモリ容量が16GB、CPUが8コアとMT4を同時に16個稼働させられるほどのスペックです。
「お名前.com」と同じく、「ConoHa for Windows Server」も初期費用が無料です。
低スペックから上級者向けのスペックまで、あらゆる運用方針に対応したプランが豊富に用意されています。
ABLENET VPS
「ABELENET VPS」が提供しているMT4/MT5用Windowsプランは、他のMT4用VPSサービスと同じく、Windows Serverがインストール済みですぐに環境構築を始められます。
長期的に利用する上で気になるのが料金ですが、ABLENETは非常にコスパが高く、メモリ容量が2GBバイト・CPU2コアのWin1プランを月額1265円から利用でき、「お名前.com」に匹敵する安さです。
稼働率が99.99%と、VPSサービスにとって必須の安定性に優れているのも魅力で、チャットでのサポートも受けられます。
WindowsだけではなくCentOSなどの多彩なOSで自由に環境を構築できるプランも用意されているので、より幅広い用途に応えます。
使えるネット FX専用VPS
「使えるネットのFX専用VPS」は他のVPSと比べたときに、メモリ容量・CPUコア数を基準に見ると少々高めの値段設定です。
また、料金面で言えば初期費用に2200円かかる点にも留意が必要です。
使えるネットはデータセンター運用20年の実績がある上に、MT4を安定稼働させるために開発された専用VPSを採用していて、特に安定稼働させられる環境を求めている人に最適です。
さくらのVPS for Windows Server
「さくらのVPS for Windows Server」は2GBプラン(メモリ容量2GB・CPU3コア)が月額2200円からで、これはConoHa VPSに次ぐコストパフォーマンスです。
最低メモリ容量1GBから選択できるので、MT4を単体運用したい人から複数運用を考えている人まで幅広く対応しています。
お名前.comのFX専用VPSの申し込み手順
お名前.comのFX専用VPSへの申し込み手順をまとめます。
お名前.comのFX専用VPS公式ページを開き、「今すぐ申し込む」ボタンをクリックして下さい。
プラン一覧が表示されるので、利用したいプランを選択しましょう。
VPS申し込み数一覧から、契約台数を選択して「決定」をクリックします。
1ヶ月~36ヶ月払いの中から契約期間を選択、「お名前.com」にユーザー登録もしくはログインを行い、決済方法を選択しましょう。
まとめ
今回は、MT4を使ったFXの自動売買に適したVPSサービスをご紹介しました。
MT4のVPS運用ではコストも大事ですが、何より安定性を重視してサービスを選ぶ必要があります。
ただでさえ損失のリスクを常に抱えている為替取引での自動売買を行なう以上、そのリスクをさらに増すようなサーバー運用に起因するトラブルの可能性は、徹底的に排除しなければなりません。
VPSはメモリ容量・CPUのコア数・ストレージ容量を基準にスペックを判断し、自身の運用方針に適したプランを契約しましょう。
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