
日本レジストリサービスは、昨年12月より、全国各地の駅周辺情報を総合的に収集できるポータルサイト「駅街ガイド.jp」を開設している。これは、同社が普及に努めている日本語JPドメイン名のメリットを、より多くの利用者に体験・実感してもらうことを目的としたサービスである。

日本語JPドメイン名とは、「渋谷駅.jp」のように、これまでアルファベット表記だったURL部分を、漢字や平仮名やカタカナで表現したドメイン名のこと。分かりやすくて覚えやすいというメリットがある。また、日本語の商品名やサービス名、キャッチフレーズなどをそのままURLにすれば宣伝や広告のツールとしても使えるなど、幅広い活用法が考えられる。
「こういった日本語JPドメイン名のメリットを、より多くのインターネット利用者やサイトを提供する企業のご担当者様に実感していただくため、誰もが密接に係わりを持つ“駅”や“街”を切り口にした総合ポータルサイトを作りました」と同社業務本部JPDirect部 部長・岩谷理恵氏は話す。

これらの情報は、「グルメぴあ」や「楽天トラベル」など既存ポータルサイトとの連携で提供されている。アクセス数は順調に伸びてきており、1日平均20万〜30万PV。最近では、新宿駅や武蔵小杉駅が検索数でランキング上位に登場している。
当初、ターゲットとして20代〜30代のインターネット世代を考えていたが、「実際には、もう少し年配の方や主婦の方など、幅広い年代の方にご利用いただいているようです。
利用者層や利用目的に合わせたコンテンツの見せ方を工夫していくことで、より幅広い層への普及につなげていきたい」と岩谷氏は話す。今後は、日本語JPドメイン名と携帯電話の相性の良さを実証するために携帯サイトの充実にも力を入れていく予定。
現在、日本語JPドメイン名での登録は、JPドメイン名全体の約15%。YAHOO!やGoogleなどの検索サイトは既に日本語JPドメイン名に対応しているが、年内には日本語JPドメイン名が利用できるInternet Explorer7がリリースされ、来年1月にはWindowsVistaもリリースされるなど、PCでの利用環境の整備が進んでいくと、日本語JPドメイン名の利用は急激に普及すると見込まれる。

駅街ガイド.jp
全国約9000の駅周辺情報を網羅したポータルサイト。駅名を漢字で入力することで目的のサイトに行くことができる。

JPDirect部 営業企画グループ 課長
田中靖人氏(右)
JPDirect部 部長
岩谷理恵氏(中)
JPDirect部 営業企画グループ
横尾志央氏(左)
お名前.comではじめるドメイン活用プロモーション
「お名前.com」は、日本で初めて公認ドメイン登録機関(レジストラ) として非営利団体ICANN に認定された、ドメイン登録実績2900万件を誇る日本最大級のドメイン総合ポータルサイトです。
この1冊で日本語ドメインが分かる!
日本語ドメイン名協会(JDNA)が監修した書籍「日本語ドメイン名〜インターネット標準策定の軌跡」(宇井隆晴著、インプレスR&D発行)が、6月1日に発売された。書籍は、同協会の活動の集大成として、国際化ドメイン名と日本語ドメイン名に関わるドラマを歴史として記録。また調査、技術についても豊富に掲載されている。
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