レンタルサーバーの機能面で見ておくべき
ポイント
WordPressを利用する場合、知っておいた方が良いレンタルサーバーの機能がいくつかあります。
例えば人によって、
「色んな種類のたくさんのホームページを作る予定だ!」
「1つのホームページしか運用しないけど容量の大きい画像や動画をバンバン使いたい!」
の様に、ホームページやブログの規模や数など、それぞれの運用計画があると思います。
これらの運用はレンタルサーバーの機能によって「出来る」「出来ない」が決まってしまう場合があります。
また、最近はセキュリティが重視されているため、レンタルサーバーにセキュリティ機能が備わっているかどうかも重要です。
後で後悔しないために、レンタルサーバーのいくつかの機能についてもチェックしましょう。
レンタルサーバーの紹介ページにはほぼ「機能表」というものがあります。
この機能表を見ると、これから説明する機能について載っているはずです。
チェックしておいた方が良いのは以下の機能です。
WordPressの運用のために知っておいた方が良いレンタルサーバーの機能
- ディスク
- データベース
- マルチドメイン
- バックアップ
- 無料SSL
これらもひとつずつ説明していきます。
機能というと構えてしまうかもしれませんが、難しくはないので安心してくださいね!
ディスク
この記事の最初のほうで、
「サーバーにはWordPress自体や、WordPressで作るホームページやブログに必要な各種データを置くことができます。」
と説明しました。
ディスクはこのデータを保存する機器のことです。
ディスクは容量があり、この容量が多ければ多いほどデータをたくさん保存することができます。
「高画質な画像や動画などの大きいファイルをアップロードしたい」
「データ量の多いホームページを沢山作りたい」
こんな場合はディスクの容量が多いレンタルサーバーを選びましょう。
最近は100GB以上のディスク容量があるレンタルサーバーが増えています。
100GB以上あれば初心者であればまず問題ないと思います。
また、ディスクにはタイプがあり、「HDD」と「SSD」があります。
HDDとSSDの詳しい説明は省きますが、現在はデータ処理の速いSSDが主流となってきています。
これからレンタルサーバーを利用する方は、ディスクタイプがSSDのものを選ぶことをおすすめします。
データベース
WordPressを利用するには、データベースが必要です。
WordPressではMySQLというデータベースを使います。
難しい単語がでて来ましたが、「WordPressかんたんインストール機能」がついているレンタルサーバーなら、必ずこのMySQLというデータベースは利用できますので安心してください。
肝心なことは、
「WordPressで作成するホームページ1つにつき、1個のデータベース(MySQL)が必要」
ということです。
複数のホームページを運用したい場合、
「データベース(MySQL)が何個使えるレンタルサーバーなのか?」
を調べておきましょう。
50のホームページを運用したいなら、データベース(MySQL)が50個以上使えるレンタルサーバーを選ぶ必要があります。
マルチドメイン
マルチドメインは、複数のホームページを運用したいなら必要な機能です。
マルチドメインとは、
「1つのレンタルサーバーで複数のドメインを利用できる」
という機能です。
ドメインとは?
ドメインは家で例えると住所の様なもので、ブログの住所(URL)になります。
このサイトでいうと、「onamae.com」というドメインになっています。
例えばマルチドメインの機能がないレンタルサーバーの場合、「onamae.com」というドメインのホームページを作ったら、もうほかのドメインのホームページを作ることはできません。
複数のホームページを作りたいの場合、これだと意味がないですよね?
マルチドメインの機能があるレンタルサーバーなら、「onamae.com」だけではなく、「onamaeーserver.com」や「onamae-desktop.com」など、複数のドメインのホームページを作成することができます。
複数のホームページを作りたい場合は、マルチドメインの機能があるレンタルサーバーを選びましょう。
バックアップ
バックアップとは、レンタルサーバーにあるデータを一定期間保持してくれる機能です。
レンタルサーバーに保存した大事なデータは、「誤操作」「マルウェアなどによる改ざん」など、予測できない状況で破損することがあります。
レンタルサーバーにデータのバックアップの機能があれば、この様な場合でも復旧できるため安心です。
各レンタルサーバーによってバックアップ機能は「データの保存期間」と「バックアップしているデータの種類」に違いがありますので注意してください。
特に「バックアップしているデータの種類」は要注意です。
主に「Webデータ」「メールデータ」「データベースのデータ」がありますので、どのデータがバックアップされているかも確認しておきましょう。
バックアップされていないデータは復旧できないからです。
また、レンタルサーバーによってはバックアップ機能がオプションで有料の場合もあります。
有料か無料かも確認しておきましょう。
無料SSL
最近は、ホームページにSSLを導入するのが当たり前となってきました。
SSLとは?
Webサイトと閲覧者のデータのやり取りを暗号化する仕組みです。
個人情報などの重要な情報を、悪意のある第三者による盗聴から防ぐことができます。
Googleは、「SSLが導入されているWebサイトを検索順位の評価対象にする」と発表しました。
つまり、「SSLを導入したほうが、導入しないよりも検索上位になりやすい」ということです。
検索上位になることは、ほとんどのホームページやブログにとって重要なはずです。
このSSLですが、レンタルサーバーによっては無料のSSLを利用できます。
無料のSSLが利用できるかどうかをチェックしておきましょう。